水筒に牛乳を入れる実験してみたけどメーカーに聞いたらNGだった話
こんにちは!妻の質問責めによって己が鍛えられています!どうも!プラス思考お父さんのリサッチです!
我が家では、保温性能の高い水筒やスープジャーを使って、外で温かいコーヒーやスープなどを飲むのが流行っているのですが、
先日、ママ(妻)が「次は、温かいカフェオレを水筒に入れて持っていこうよ!」と提案をしてきました。
僕は反射的に「水筒に牛乳を入れるのはダメだから、カフェオレは無理なんじゃない?」と答えてみたのですが、、、
ママから、
- 「え?なんで水筒に牛乳を入れちゃダメなの?」
- 「理由は?」
- 「カフェオレくらいの少量の牛乳なら大丈夫なんじゃない?」
- 「短時間なら腐らないとかあるでしょ?」
- 「アイスカフェオレだったら大丈夫とかないワケ?」
といった質問攻めにあってしまったんですよね。
そう言われると、なんだか自分の答えに自信が無くなり、
- 本当にダメなのかな?
- 腐りやすいからかな?
- クサくなるから、やめた方がいいってだけかも?
- アイスカフェオレとかなら冷やせばOKかも?
- カフェオレとかの少量の牛乳なら大丈夫とか?
などなど、イロイロな疑問が頭の中でわき上がってきてしまったので、水筒メーカーに質問したり、実際に水筒に牛乳を入れたらどうなるかを実験してみたりと、
水筒に牛乳を入れてはいけない本当の理由を確かめてみることにしました!
ということで、今回の記事では、
- 水筒メーカーに牛乳を入れることについてアレコレ聞いてみた
- 実際に水筒に牛乳を入れてシミュレーションしてみた
- 水筒以外で牛乳を持ち運ぶ方法がないか考えてみた
上記の内容を中心に、画像や表などをもちいて詳しく解説をしていきたいと思いますので、よかったら参考にしてみてくださいね!
それでは、本題に入っていきたいと思います!
目次 [非表示]
水筒メーカーに電話で確認!「牛乳は断固NGです!」
「水筒に牛乳を入れてもいいの?」という疑問については、水筒メーカーに直接聞くのが一番!と思い、まずはメーカーに電話して聞いてみることにしました。
問い合せたメーカーは、
- サーモス(Thermos)
- ティファール(T-fal)
上記の2社です。(我が家にある水筒のメーカーが、上記の2社なので。)
※ サーモスさんは、電話での質問を受け付けていませんでしたので、メールでのやりとりでした。
この記事で紹介している水筒メーカーさんの回答内容は、僕(筆者)が水筒メーカーさんから聞いた話を、ブログ用に僕の言葉で表現している部分があります。
なので、あくまでも、水筒メーカーさんから聞いた情報をまとめた上で、僕が発信している情報として参考にして頂けますようお願いいたします!
結論は2社とも「牛乳は絶対に入れないで!」
先に結論からお伝えすると、サーモスさんも、ティファールさんも、「水筒に牛乳は入れないでください」という回答でした。
理由を聞いてみると、
「水筒に牛乳を入れた場合、牛乳が腐敗したり変質したりする可能性が高いので、牛乳や乳製品は水筒に入れないようお願いします。」
とのことでした。
カフェオレもダメなの?冷やしてもダメなの?
水筒メーカーさんからは、牛乳や乳製品は水筒にいれないでと、ズバッと早々に結論を言われたのですが、せっかく電話までして問い合わせていたので、もう少し突っ込んだ質問をしてみました。
その質問と回答(Q&A)の内容を下にまとめておきますね!
◆Q&Aその1:水筒へのダメージについて◆
■僕からの質問:
「牛乳が水筒にダメージを与えることはあるの?」
■メーカー回答:
「乳製品が水筒内の素材などにダメージを与えることはありません。」
「ただ、乳製品を水筒内に長い間放置した場合、腐敗により中せんが開かなくなったり、水筒内の飲み物(牛乳など)がふき出たりする恐れがあります。」
◆Q&Aその2:少量の牛乳について◆
■僕からの質問:
「カフェオレのように少量の牛乳でも水筒に入れてはダメですか?」
■メーカー回答:
「少量の牛乳でも水筒に入れるのはおやめください。」
◆Q&Aその3:冷やした牛乳について◆
■僕からの質問:
「水筒内を10℃以下に保って牛乳を入れてもダメなの?」
■メーカー回答:
「水筒内の飲み物(牛乳)の温度に関わらず、牛乳を水筒に入れるのはおやめください。」
「水筒に乳製品を入れた場合、水筒内の衛生状態や、保冷状態や、水筒使用後の管理状態など、様々な要因で腐敗が進行する危険がありますので、ご遠慮頂くようお願いしております。」
この後の章でご紹介していますが、実際に水筒に牛乳を入れて実験をしてみたのですが、水筒の保冷性能や、使用後の水筒内に残った牛乳などのことを考えると、メーカーが「牛乳を入れないで」って言うのも納得しました。
牛乳以外に水筒に入れてはいけない飲み物
水筒メーカーさんとの電話の最後に、
「牛乳以外に水筒に入れてはいけない飲み物はありますか?」
と聞いてみたところ、以下の飲み物は水筒に入れないで欲しいという回答がありました。
◆水筒に入れてはいけない飲み物◆
水筒に入れてはいけない飲み物 | 飲み物の例 | 主な理由 |
---|---|---|
乳製品飲料 | ・牛乳 ・飲むヨーグルト ・カフェオレ | 成分腐敗による危険性が高いため |
炭酸飲料 | ・サイダー ・炭酸水 ・コーラ | 破裂の危険性があるため |
塩分の多い飲み物 | ・味噌汁 ・スポーツドリンク ・その他スープ類 | ステンレス素材にダメージを与える可能性がある |
果汁が含まれる飲み物 | ・オレンジジュース ・リンゴジュース | ステンレス素材にダメージを与える可能性がある |
お茶の葉・果肉 | ・お茶の葉が混ざったお茶 ・果肉入りジュース類 | ワンタッチのフタなどに詰まったりして、故障の原因になる |
念のため、ブラックコーヒーについても確認してみたところ、、、乳製品を含まないブラックコーヒーであればOKとのことでした!
実際に水筒に牛乳を入れてシミュレーションしてみた
メーカーさんには『水筒に牛乳を入れてはいけない理由』をキッチリと丁寧に説明をして頂いたのですが、、、
「何か方法はあるんじゃないか?」という、変な執着心がわいてきまして、
「なにかヒントだけでも!」っという思いから、実際に『水筒に牛乳を入れるとどういうことが起こるのか?』という実験をしてみることにしました!
水筒に牛乳を入れる実験の概要
『水筒に牛乳を入れてイロイロ確かめてみよう!』っていう実験の概要は以下のとおりです。
◆水筒に牛乳を入れる実験の概要◆
- 事前に氷などをいれて予冷した水筒を使用
- 使用する水筒の保冷効力は6時間後に7度以下
- 天気予報の気温は28℃くらい(7月上旬)
- 保管場所はエアコン(26℃設定)が効いた部屋
- 約1時間毎に水筒のフタを開けて牛乳の温度を計測
実験から分かったことのまとめ
それでは、上記のように実験をしてみて分かったことを見ていきましょう!
■水筒内の牛乳の温度変化一覧
まずは、水筒内の牛乳がどのように変化していったのかを表にしてご紹介していきたいと思います。
◆水筒内の牛乳の温度変化◆
時間 | 牛乳の温度 |
---|---|
0時間 (スタート時) | 7.2℃ |
1時間後 | 8.8℃ |
2時間後 | 9.8℃ |
3時間後 | 10.9℃ |
■3時間くらいは10℃以下を保てそう
上の表を見た感じでは、水筒に牛乳を入れて3時間くらいまでなら、10℃以下を保てそうですね。
(今回の実験結果の数値では3時間で10℃を上回ってますが、検温時のフタの開け閉めがなければ3時間くらいなら10℃以下は保てそうかな~っという感じですね。)
この結果を見ると多くの人は、「3時間以内に飲むなら問題ないんじゃないかな?」っと思うかもしれませんが、、、
実際に、水筒に牛乳を入れてシミュレーションをしてみたところ、いくつか不安要素が見つかりました。
■すぐに飲みきればいいってワケではなかった
(水筒内で牛乳を10℃以下に保てたとしても、)具体的にどのような不安要素があったかと言うと、
◆水筒に牛乳を入れた時の不安要素◆
- 飲み口や、パッキンに付いている牛乳は10℃以下で保たれているか怪しくない?
- 殺菌処理がされている牛乳パックに比べ、水筒内には最初から雑菌が多いのでは?
上記のような不安要素がありました。
以前、牛乳について詳しく調べたことがあるのですが、
牛乳って、賞味期限に余裕があったとしても、『開封してからはできる限り早く飲み切りましょう!』って言われてるんですよね。
その理由は、
牛乳は外部の空気や細菌にさらされると、(消毒が徹底された未開封の状態の牛乳に比べて)劣化のスピード(雑菌が増殖するスピード)が急速に増すからなんです。
ママの言うように、牛乳って外部の菌と触れるか、触れないかで、劣化のスピードが全然違うんですよね。
そういった視点で見た時に、
牛乳パックに比べて、確実に雑菌が多いと思われる水筒に牛乳を入れた場合、、、
- どれくらいの速さで牛乳が劣化するかは未知の領域だな。。。
- 飲み口や、パッキンに付いた牛乳の温度は10℃以上じゃないだろうな。。。
上記のような不安がどうしても残っちゃうな~ってことを、実験をしているうちに感じました。
■10℃以下だからと言って安心はできない
また、『牛乳を水筒に入れて出かける』というシミュレーションの最後の段階でも、意外な発見がありました。
それは、、、
『牛乳を飲みきって空っぽにしたと思っていても、水筒内には、細かい牛乳がアチコチに残っていた。』
ということです。
つまり、、、
朝、お出かけをして、「水筒の中の牛乳を10℃以下の内に飲み切ったぞ!」と思っても、実は水筒内のアチコチ(特に飲み口や水筒の底の端っこ部分)に牛乳が微量に残っていて、
その微量に残った牛乳は、夕方に帰宅する時間まで(正午に飲み切ったとしたら5時間くらい!)、充分に保冷されていない(ほぼ常温の)水筒の中で保管されているんだな~っということに気づいたワケです。
■実験をとおして改めて現実的ではないと実感
まぁ、帰宅後にオキシクリーン(酸素系漂白剤)とかで、水筒内を消毒すればあまり危険はないのですが、、、
(基本的に洗いづらい形状をしている)水筒に、毎回、微量とはいえ、腐りかけた牛乳(常温に近い温度で5~6時間放置された牛乳)を入れて持って帰っていると考えると、
水筒内の汚れの蓄積や、洗浄が不十分だった時のリスクが気になり、水筒で牛乳を持ち運ぶってのはやっぱり現実的ではないのかなぁ、、、と、この実験(シミュレーション)を通して感じました。
水筒に牛乳を入れてはダメなら他の方法を考えよう!
今回の記事では、水筒メーカーの人に電話をして問い合わせたり、実際に水筒に牛乳を入れる実験などをして、水筒に牛乳を入れてはいけない理由について、詳しく掘り下げて解説をしていきました。
水筒メーカーの人の話を聞いたり、実験をしてみた感じでは、水筒に牛乳を入れるのは短時間でもやめたほうがよさそうでしたね!
ですが、、、
あきらめの悪い僕は、(カフェオレを待ち望んでいる妻のために!)
水筒以外の方法で、牛乳を持ち運ぶ方法をアレコレ考えてみました!
ただ、これから、この記事で牛乳を持ち運ぶ方法を詳しくご紹介すると、読者のみなさんも頭の整理がしづらくなると思いますので、一旦この記事は締めさせて頂いて、
次回以降の記事で、
常温保存可能な牛乳(ロングライフミルク)や、
牛乳の乾燥させて粉末状にした、スキムミルク(脱脂粉乳)、
などをご紹介しながら、牛乳を持ち運ぶ方法について、詳しく掘り下げた記事を書いていきたいと思います!
是非!この記事と一緒に読んで、お出かけやアウトドアシーンで、牛乳を使った楽しみ方の広げる参考にしてみてくださいね!
また、他にも、牛乳関連の記事や、日常生活のお役立ち情報を紹介した記事もイロイロ書いていますので、よかったら一緒に読んでみてくださいね!
それではまた!
ディスカッション
コメント一覧
メーカー側は万一何か起きたときのことを考えて、なんでもかんでも駄目と言うだろうけど、実際はそこまで神経質になる必要は無いでしょう。
厳密に言ったら、缶コーヒーだって、直接口を付ける以上、すぐに飲み干さずチビチビ飲んでたら、菌が繁殖する恐れはありますしね。
そもそも、むき出しで運ばれてる缶に口付けてる時点で、そこに菌が付着してるかもとかあまり考えすぎると何も飲めなくなってしまいます。