業務スーパーのナンプラーとユウキを比べて分かった致命的デメリット
こんにちは!おもてなしができるキャンパーを目指して、家族を実験台にしている父親のリサッチです。
とあるキャンプ番組を見ていて、「お~!アウトドアでタイ料理ってのはデキる男感出そうだな~!」と感動して、以前から私も少しずつタイ料理の練習をしているんですよね。
そして、タイ料理の練習をしていると、やたらナンプラーという調味料を使うので、いつも近所のスーパーでユウキ食品(youki)のナンプラーを買っているのですが、先日行った業務スーパーに売っていたナンプラーが激安だったので試しに買ってみることにしました。
ということで、今回は業務スーパーのナンプラーは300mlで97円(税抜)と激安なのですが、ユウキのナンプラーに比べて安すぎたので、いつものように疑り深く味も含めてコスパをチェックしてみましたよ!
結果を先にお伝えしておくと、、、残念ながら、我が家では業務スーパーのナンプラーをリピートすることはなさそうです!
それではどうぞ!
目次
業務スーパーに売っていたナンプラー
まずは、業務スーパーに売っていたナンプラーのラインナップを紹介しておきたいと思います。
といっても、私が行った業務スーパーに売っていたナンプラーは1種類だけでした。
価格は300mlで97円で、業務スーパーをフランチャイズ展開している会社の「神戸物産」さんがタイから輸入をして販売している商品のようですね。
値段はユウキのナンプラーの2割以下
まずは、業務スーパーのナンプラーがユウキや他のナンプラーと比べてどれくらい安いのかを、分かりやすく表にまとめてみました。
ナンプラーの内容量には「g(グラム)」のみで記載されている場合と「ml(ミリリットル)」のみで記載されている場合があり、単位を換算した数値を確認することができませんでした。
水は「1g = 1ml」ですが、ナンプラーの比率は調べてみましたが分からなかったので、下記の表の比較ではザックリとした価格差のイメージを掴んで頂く参考程度のデータとして見て頂ければと思います。
◆ナンプラーの価格比較表◆
販売時の 税抜価格と サイズ | 100ml or 100gの 税抜価格 |
|
---|---|---|
業務スーパー | 97円 (300ml) | 33円 (100ml) |
ユウキ食品 (youki) | 245円 (70g) | 350円 (100g) |
ヤマモリ | 240円 (100ml) | 240円 (100ml) |
ヱスビー食品 | 348円 (130g) | 268円 (100g) |
上記の表はグラムとミリリットルの単位の違いがあるので、参考程度の値段の差となりますが、容器の大きさなども含めて考えると、ナンプラーについても「1g = 1ml 」と思っていても問題ないと私は考えています。
いずれにしても、業務スーパーのナンプラーの価格は、同じ単位のヤマモリのナンプラーと比べて「7分の1以下」という激安価格であることは間違いないようです。
ユウキ食品との価格差はさらに大きく、単位は違いますが「約10分の1」の価格だと思ってても問題はないですね。
3種のナンプラーを食べ比べて味の確認
業務スーパーのナンプラーの価格が安いのは分かりましたが、「安いけどマズイ、クサイ」などの味に問題があったら意味がありません。
なので、次は業務スーパー、ユウキ、ヤマモリの3つのナンプラーを買ってきて、食べ比べて味の違いを確かめてみることにしました。
食べ比べの方法としては、ナンプラーを
- そのまま食べる(なめる)
- ドレッシングにして食べる
- ドレッシングをサラダにかけて食べる
上記の3パターンの方法で味に違いがあるか試してみました。
その結果、、、業務スーパーのナンプラーが安い理由がなんとなく見えてきましたので、順番に食べ比べの結果をご紹介していきますね。
そのままはユウキが一番美味い!
ナンプラーをそのまま食べることってないので、いざ3つのナンプラーをお皿に出して並べるとニオイがきつくて、「コレを全部なめるのか、、、」と、ちょっと怖くなってきました。。。苦笑
でも、コスパ抜群のナンプラーを見定めるのが私の使命!なので、水を片手に3種類のナンプラーを食べ比べてスタート!結果は以下のとおりです。
■ナンプラーをそのまま食べた感想
●業務スーパーのナンプラー
ニオイは3種の中で一番キツイ。
味は、「しょっぱいだけの調味料」という印象で、ニオイは意外と口の中では広がらず気にならない。
●ユウキのナンプラー
ニオイは3種の中で一番優しく、醤油に近いシマりのある香り。
味は、ピリッとしたしょっぱさが効いていて、後味が柔らかく臭みがない。
●ヤマモリ
業務スーパーよりニオイは少し柔らかいが、キツめ。
味は、3種の中で一番味が濃くて、しょっぱさも強め。また、鼻までニオイが昇ってくる感じで、後味は3種の中で一番臭みがある。
いや~、ナンプラーってこんなに味が違うんだな~っと驚きましたね。
おそらく、誰でも一発で違いが分かるくらい3種類とも味がハッキリ違っていましたよ。
私の個人的な感想でナンプラーに順位をつけるとしたら、
◆ナンプラーの味ランキング◆
- 1位:ユウキ(youki)
- 2位:業務スーパー
- 3位:ヤマモリ
上記のような順位になりますね。(もちろん好みはあると思いますのでご参考までに。)
ナンプラーは調理時に使っても大さじ1~3杯とかなので、単体の味が重要かは分かりませんが、ユウキのナンプラーは「深みがある」という印象で、価格が高いのも、人気があるのも不思議と納得がいく味でしたね。
業務スーパーのナンプラーは見た目もそうなのですが、一言でいえば「薄い」印象で、「味のクセが少ない、しょっぱい液体」という感じで、ある意味ナンプラーとしては無難な仕上がりでした。
ヤマモリのナンプラーは、個人的には苦手な感じで、「食べる前も後もニオイがキツい!」という印象でした。クセが強い味やニオイが好きな人はヤマモリのナンプラーが好きな人も多いのかもしれませんね。
ドレッシングでも味の違いは分かる
次はナンプラーを使って、タイ風または、エスニック風な感じの簡単なドレッシングを作って食べ比べてみました。
今回作って食べ比べをしたドレッシングのレシピ(材料と割合)は下記の通りです。
◆ドレッシングのレシピ◆
材料 | 割合 |
---|---|
ナンプラー | 3 |
レモン汁 | 3 |
砂糖 | 2 |
ごま油 | 2 |
上記レシピで3種類のナンプラーを使って、それぞれ別にドレッシングを作って食べ比べてみました。
結果としては、ナンプラーを「そのまま食べる」よりかは違いが分かりにくくはなりますが、充分に味の違いは出ていましたね。
サラダにかけて食べ比べてみた
最後に、一番重要な食材と一緒に食べた時に「美味しい」「マズイ」「クサイ」などの違いが出るかを確かめるために、ナンプラー入りのドレッシングをサラダにかけて食べて確認してみました。
食べてみた感想をまとめると、
■業務スーパーとユウキのは最後まで美味しい!
ユウキのナンプラーは単体でも醤油のようなシマリのある味ですし、ナンプラーの香りも程よく感じられ単純に美味しかったですね。
業務スーパーのナンプラー入りドレッシングも、比較的クセが少ないのでドレッシングにしてサラダと食べると単純に美味しかったです。
ただ、業務スーパーのナンプラーの特徴を悪く言えば、「パンチが弱い」「薄い」というとらえかたもできるので、「ナンプラーのクセの強い味やニオイが好き」という人には物足りなさを感じかもしれません。
■ヤマモリは終盤でのニオイのクセが気になる
ヤマモリのナンプラー入りドレッシングをかけたサラダも、食べ始めは美味しく食べられたのですが、、、
サラダの量が減ってきて、ドレッシングの味が濃くなる終盤になってくると、ナンプラーのニオイや味が強くなり、私はちょっと「美味しくないな」と感じるレベルになりましたね。
ただ、ナンプラーのクセのあるニオイや味を楽しみたいという人には、ヤマモリのナンプラーが良いと感じる人も多いかもしれません。
業務スーパーのナンプラーはリピートしない
ここまで、他のナンプラーを比較してイロイロなことが分かりましたが、この時点で思うことは、「私が業務スーパーのナンプラーをリピートして買うことはないな。」ということですね。
たしかに、業務スーパーのナンプラーは、クセは無難でドレッシングにしたら美味しく食べられるので買ってもよさそうなんですが、、、
ユウキのナンプラーを買うメリットと、業務スーパーのナンプラーを買うデメリットを整理してみると、私の場合は価格が10倍であろうとユウキのナンプラーを買う方が幸せを感じられるな~っと思ったんですよね。
というのも、実は業務スーパーのナンプラーは使っていると、まだまだ隠れたデメリットが浮かび上がってきて、それを聞けば読者のみなさんも私が業務スーパーのナンプラーをオススメしない理由が分かると思いますので、次の章で詳しくお話していきますね。
業務スーパーのナンプラーのデメリット
それでは、業務スーパーのナンプラーを私がリピートしない理由は下記の大きなデメリットがあるからです。
◆業スーナンプラーのデメリット◆
- ナンプラーの容器の質が悪い
- 劣化が始まる前に300mlも使えない
- 味はユウキの方が圧倒的に美味しい
上記のデメリットについて順番に解説していきますね。
1.ナンプラーの容器の質が悪い
業務スーパーのナンプラーはペットボトルタイプなのですが、そのペットボトルの質と、フタの質がグニャグニャって言っていいくらい柔らかすぎるんですよね。
ナンプラーの容器やフタが柔らかすぎて何が問題かというと、フタが柔らかすぎると注ぎ口の密閉度が低く、ナンプラーのアレコレ傾けたり、軽くペットボトルを握ったりするだけで、フタと注ぎ口の間にナンプラーがたまってしまい、、、
上の画像のようにフタを開ける度に、あの強烈なニオイがするナンプラーがボタボタとこぼれて落ち、キッチンや床にナンプラーがたれ、さらに自分の手にもナンプラーがついて最悪の事態になってしまうのです。。。(驚愕!!)
いくら安くても、このボタボタ問題は致命的と言えるデメリットと私は考えています。
そして、ユウキのナンプラーは瓶なので、手でおしても噴き出てきませんし、開ける度にボタボタしませんし、注いだ後のキレも良いです。
2.劣化が始まる前に300mlも使えない
次のデメリットは、我が家のように一般的な家庭でナンプラーを使用することを考えた場合、業務スーパーのナンプラーの容量300mlは多すぎるというお話です。
上の画像は、今回の比較検証でナンプラー入りのドレッシングを作った後(小さじ3杯程度)に撮った業務スーパーのナンプラーの写真ですが、ほとんど減っていません。
料理をするパパさんママさんなら分かると思いますが、ナンプラーを使う料理のレシピを見ても「大さじ3杯」ってのが多い方で、ナンプラーってドバドバ使うものではありません。
なので、一般的な家庭で自然に(ナンプラーが劣化し始める前に)ナンプラー300mlを消費するのってけっこう難しいと思うんですよね。
ちなみに、賞味期限は買ってから1年6カ月くらいはあるようですが、開封後はそれなりに劣化をしますし、あのニオイなので劣化の判断も難しいという点もあり、ユウキのナンプラーの量で充分かな~というのが私の考えです。
3.味はユウキの方が圧倒的に美味しい
前述してきたデメリット「1」「2」をふまえて、ユウキのナンプラーに目を向けると、
◆ユウキのメリット◆
- 味も良い
- 保存に優れた瓶
- 注ぎ口が優秀なフタ
- 使いやすいサイズ
- 一般家庭で使い切れる量
上記のようにメリットが圧倒的に上回り、私の個人的な見解にはなりますが、業務スーパーのナンプラーよりもユウキのナンプラーをリピートする方が快適で幸せな食生活を送れるな~という判断になりましたよ。
ちなみに、業務スーパーのナンプラーのように、ナンプラーの中には手だけでは開封できないタイプのフタがありますので、その開封方法を画像付きで紹介しておきますね。
◆ナンプラーのフタの開け方◆
画像 | 作業内容 |
---|---|
フタを開けると 注ぎ口が完全に 塞がっています |
|
段々となった 一番上の小さい 突起をハサミや 包丁で切り取る |
|
コレで注げます。 ハサミや包丁の チカラ加減は 軽くでOK! |
業務スーパーの安さの秘密が見えてくる
今回は業務スーパーのナンプラーの味や値段の安さの秘密を、他のナンプラーと比較してアレコレ詳しく調べてみました。
最初の価格比較の時点で業務スーパーのナンプラーの価格が、ユウキのナンプラーの「10分の1」だと分かった時には「絶対買いじゃないか!」と思いましたが、味や容器の質によって「高くてもユウキのナンプラーが良い!」と、考えが変わったことには自分でも驚きでしたね!
他にも業務スーパーやダイソーの商品を深掘りして検証してみた記事もありますので、他の記事もお買い物の参考に読んでみて頂けると嬉しいです!
今後も業務スーパーの商品レビュー記事とかは増やしていきたいと思っていますので、よかったらまたブログに遊びにきてくださいね!
それではまた!
ディスカッション
コメント一覧
結局 本場のタイ料理は好きでない方のコメントですね。
10年以上タイに在住していた私じゃらすると臭くない
ナンプラーが偽物かコピー商品としか思えません。
ま、ナンプラー風調味料の方が一般受けはいいのですかねー
Satokoさん
コメントありがとうございます!リサッチです。
satokoさんにご指摘頂いてることは「ズバリ!」でして、
僕は(タイ調理に関わらず)「本場の味」よりも「日本人ウケが良さそうにアレンジされた味」の方が美味しいと感じることが多いんですよね!汗
なので、食通な人とタイ料理や韓国料理を食べに行くと「本物の味が分かってないな~」って言われることもシバシバ。。。涙
(あっ!もちろん、僕も「クセのあるニオイが効きすぎた料理は全部苦手!」ってことはなくて、たま~にですが「コレは臭みが効いてる方が好きかも!」と感じる場合もありますよ!)
韓国料理とかもそうですが、「本場の味」だと僕には刺激が強すぎることが多いみたいで、(本場の味に慣れている人達には)「偽物」と言われてしまうかもしれませんが、、、
僕は日本人好みにアレンジしてくれている飲食店さんや、食品メーカーの皆様に感謝しています!
(なので、ちょっと違う視点から見れば、「本場のナンプラーの味だとクセが強すぎるかも」とか「日本人好みにアレンジされてちょっとクセが和らいだナンプラーの方が助かるかも」という読者の方には、僕のようにユウキのナンプラーが無難で美味しい!と感じる可能性は高いのかもしれませんね!)
とはいえ!
本場のナンプラーで作った料理にも挑戦してみたいので、次のナンプラー関連の記事を書く時には、タイ在住の友達に連絡して、タイの人達が使っているナンプラーを聞いてレビューしてみようと思います!
(あっ!このコメントを見たかたで、「タイの人が日常的に使っている日本で入手可能なナンプラーはコレだよ!」というのを知っているかたがいらっしゃいましたら、コメント頂けると嬉しいです!)
satokoさん!記事を最後まで読んで頂き、またコメントも頂きありがとうございました!