牛乳の持ち運び方法一覧【実践済】牛乳NGな水筒や容器は使わないよ
こんにちは!先日、純ココアを5kg買ってみたら「もう一生ココアに困らないんじゃないか?」という錯覚をおこすくらいの量でビビりました!
どうも、(自称)美味しい牛乳消費の研究家リサッチです!
今回の記事では、僕が実践している『牛乳の持ち運び方法』について、詳しくご紹介していきたいと思います!
前回の記事で詳しく書かせて頂いたのですが、水筒メーカーさんに電話して聞いてみたところ、水筒に牛乳を入れるのはダメだという話だったので、
最近は、「水筒以外で牛乳を持ち運ぶにはどんな方法があるのかな~?」ということを考えながら、イロイロなことを実践して牛乳を持ち運ぶ方法の研究をしていました。
そして、牛乳の持ち運び方法についてイロイロ自分で試してみた結果、何度も失敗しながらも「コレは使える!」って実感できた方法が3つほどありましたので、
今回の記事では、その3つの牛乳を持ち運ぶ方法について、画像などを用いて詳しくご紹介させて頂きますね!
また、同時に、牛乳の持ち運び方法について研究をしていたら、
『それはマズイでしょ、、、』
って方法がネットで紹介されているのをいくつか目にしましたので、記事の後半では
『やってはいけない牛乳の持ち運び方法』
といったことも、『なぜその方法ではダメなのか?』といった理由も含めて、解説をさせて頂こうと思っています。
この記事を読んで、読者のみなさんが、「安心して牛乳を持ち運べるようになった!」と思っていただけると嬉しいです!
それでは、本題に入っていきたいと思います!
目次
牛乳の持ち運び方法一覧
では、さっそく、僕が「コレなら安心して運べるぞ!」と感じた、オススメな『牛乳の持ち運び方法3選』をご紹介していきたいと思います!
◆オススメな牛乳の持ち運び方法◆
- 常温保存可能な牛乳(LLミルク)を活用する
- クーラーボックスや保冷バッグを使う
- スキムミルク(脱脂粉乳)を活用する
上記の一覧の番号(1~3)順に詳しく解説していきますね!
(僕もそうだったんですが、)まず一番最初に『水筒に牛乳を入れて持ち運ぶ』という方法について考えると思うのですが、、、
水筒を使うのは、『やってはいけない牛乳の持ち運び方法』に分類されます。
この記事の後半でも「なぜ水筒ではダメなのか?」ということを簡単にご紹介はしていきますが、
さらに詳しく知りたいかたは、以前書いた記事に「水筒に牛乳を入れて持ち運ぶのは、想像以上に危険で面倒だった」ってことを詳しく解説していますので、よかったら参考にしてみてくださいね!
1.常温保存可能な牛乳(LLミルク)を活用する
まず最初にご紹介したいのが、シンプルで安全で、超実用性の高い方法の『常温保存可能な牛乳(ロングライフ牛乳)』を活用する方法です。
■ロングライフ牛乳ってどんな牛乳?
ロングライフ牛乳(ロングライフミルク、Long Life Milk )を超簡単に説明すると、
◆超簡単なロングライフ牛乳の説明◆
- ほぼ無菌に近い状態に滅菌した牛乳を
- 無菌の環境にした作業場で
- 超防御力の高いパックに入れて
- 長い賞味期限や
- 常温保存を可能にした牛乳
上記のような特徴がある牛乳です。
ロングライフ牛乳って賞味期限が2か月くらいあるらしいんですが、ネットで買う場合は賞味期限を確認して買うことができません。
なので、基本的に買ったお店が現在ストックしている在庫商品を出荷されるので、賞味期限は2か月よりも短くなる場合がほとんどだと思います。
僕も3回くらいロングライフ牛乳をネットで買っていますが、だいたい残りの賞味期限は『30日~40日』くらいの商品が届きました。
なので、この記事では、だいたい賞味期限が30日前後のロングライフ牛乳を想定してお話をさせて頂いています。
■牛乳の常温は1℃~30℃くらいが目安かな?
常温の定義(基準)って、日本の中でもイロイロあるみたいでして、
◆様々な常温の定義(基準)◆
- 厚生労働省は『外気を超えない温度』
- 日本薬局方では『常温:15~25℃、室温:1~30℃』
- JIS規格(日本工業規格)では『5℃~35℃』
上記のように、常温については様々な基準があります。
なので、常温について詳しく知りたい場合は、各商品のメーカーに問合せるしかないのですが、、、
ただ、今回のテーマである『牛乳』に関して言えば、僕は「1℃~30℃くらいなら『常温』と考えればいいかな~」っと個人的には思っています。
上記の説明では、ザックリ過ぎるので、もう少し詳しくロングライフ牛乳の特徴を説明しておくと、
◆ロングライフ牛乳の特徴◆
- 未開封の場合は常温で1カ月前後の長期保存ができる
- 通常の牛乳より高温で殺菌されている
- 通常の牛乳パックより高品質なパック(容器)に入っている
- 通常の牛乳と栄養の差はほとんどない
- 無菌環境が徹底された場所、方法で牛乳をパックにつめている
上記のような特徴を持っています。
牛乳を持ち運びたい!っていう目的だけで、これ以上ロングライフ牛乳について説明する必要は無いと思いますが、、、
もっと詳しく知りたい場合は、下の『一般社団法人 日本乳業協会』さんのサイトをチェックしてみてくださいね!
■具体的なロングライフ牛乳の活用方法
(上記のロングライフ牛乳の説明を読んで頂ければ、もう読者のみなさんも、ロングライフ牛乳って持ち運びに便利だということを、なんとなく感じて頂けていると思いますが、、、)
ロングライフ牛乳は、常温保存可能なので、保冷状態などを気にすることなく持ち運ぶことができます。
ただし、ロングライフ牛乳が常温保存可能なのは『未開封の状態のみ』です。
開封済みのロングライフ牛乳は、無菌状態ではなくなってしまうので、通常の牛乳と同様に『10℃以下の保存』や、『できる限り早く飲み切る』といった取り扱いが必要になりますので、注意してくださいね!
また、常温保存可能とはいえ、
- 夏の猛暑日に外で放置
- 高温になった車の中に放置
- 直射日光の当たる場所
- 熱源の近く
上記のような場所での保管は、メーカーが想定している『常温』とは異なる可能性が高いため、避けるようにしてくださいね!
■ロングライフ牛乳の弱点(デメリット等)
ロングライフ牛乳は『常温保存可能』『賞味期限が長い』といったように、通常の牛乳と比べて持ち運びに適した性質を持っていますが、いくつか弱点(デメリット)もあります。
具体的にどんなデメリットがあるかと言うと、
◆ロングライフ牛乳の弱点◆
- サイズのレパートリーが少ない
- ロングライフ牛乳を売っている場所が少ない
- 『持ち運び』を考えると通常の牛乳に比べて割高になりやすい
上記のようなデメリットがあります。
上の『ロングライフ牛乳の弱点』について順番に解説をさせていただきますと、、、
●1.サイズのレパートリー(種類)が少ない
ロングライフ牛乳は基本的に
- 200ml
- 1000ml
上記の2種類のサイズしか売っていません。
なので、牛乳を持ち運ぶ時には、『200mlを何個』『1000mlを何個』という感じで量を調整することになります。
ママの言うように、プロテイン用として考えれば、200mlサイズがあるので丁度良いのかもしれませんね!
ただ、キャンプでの料理用や、カフェオレ用、ミルクココア用などに使う場合は、(特に一人分とかの場合は、)「200mlでは少し余りそうだな~」っと感じたり、量の調整が難しくなりますよね。
そんな感じで、量の調整にちょっと工夫が必要ってのが、ロングライフ牛乳を活用して持ち運ぶ場合のデメリット要素としてあげられますね。
●2.ロングライフ牛乳を売っている場所が少ない
2つ目のデメリット要素は、ロングライフ牛乳を売っている場所が少ないという点です。
ロングライフ牛乳だったら牛乳の持ち運びができること知った後に、試しに近所のスーパーやコンビニとかにロングライフ牛乳が売っているか探しに行ってみたのですが、
◆近所でロングライフ牛乳を探した結果◆
●スーパー
- → 200mlのロングライフ牛乳が1種類
- → 1000mlなどの大きいサイズは店員さんに聞いたけど売ってなかった
●コンビニ
- → 200mlのロングライフ牛乳が1種類
- → 200mlも売っていない店舗もあった
- → 1000mlなどの大きいサイズは店員さんに聞いたけど売ってなかった
上記のように、ロングライフ牛乳の200mlは売っている場合が多かったけど、1000mlが売っているお店はありませんでした。
また、ネットでもロングライフ牛乳を探してみたのですが、、、
◆ネットでロングライフ牛乳を探した結果◆
●ネットスーパー(西友)
- → 200mlも1000mlも売っていない
●ネットスーパー(イオン)
- → 200mlも1000mlも売っていない
●amazon
- → 200mlは24本以上の大量購入向けなら売っていた
- → 1000mlは12本以上の大量購入向けなら売っていた
●楽天市場
- → 200mlは24本以上の大量購入向けなら売っていた
- → 1000mlは12本以上の大量購入向けなら売っていた
上記のように、僕が探した限りでは、
- ネットスーパーにロングライフ牛乳は売っていない
- amazonや楽天市場では、大量購入者向けになら販売されている
という状況でした。
ママの言うように、我が家の場合は牛乳の消費量がソコソコあるので、この『売っている場所が少ない』というデメリットについては、あまり負担に感じませんが、
『月間で4800mlを消費(賞味期限の1カ月以内に200mlを24本消費するペース)しない人』にとっては、ロングライフ牛乳を入手するために、コンビニかスーパーに通って200mlサイズをチョコチョコ買うっていう、
微妙な不便さがあるので、デメリットに感じる人は多いのかなと思っています。
●3.『持ち運び』を考えると通常の牛乳に比べて割高になりやすい
3つ目のデメリット要素は、『持ち運び』を考えるとロングライフ牛乳は通常の牛乳に比べて割高になりやすいという点です。
なぜロングライフ牛乳が割高になりやすいかと言うと、前述してきたように、ロングライフ牛乳には、
- 売っている場所が少ない
- サイズのレパートリー(種類)が少ない
といった要素があり、さらに、今回の一番の目的である、
- 牛乳を持ち運ぶ
という目的を考えた場合、
ほとんどの人が、200mlサイズのロングライフ牛乳を買うことになるためです。
ママの言うように、
200mlサイズの場合、『通常の牛乳』でも『ロングライフ牛乳』でも価格相場はだいたい税込100円前後でして、
実は、『通常の牛乳』でも200mlサイズしか買えないとなるとスケールメリット(量が多くなると安くなるメリット)が機能しないので割高になるんです。
では、どうして『ロングライフ牛乳』だけ割高になりやすいかと言うと、
◆通常の牛乳が割高になりにくい理由◆
- 自宅(冷蔵庫)で消費することを想定している場合が多いので割安な500mlサイズや1000mlサイズを買うため。
- 近所のコンビニやスーパーで買えるので、配送コストがかからない。
◆ロングライフ牛乳が割高になりやすい理由◆
- 持ち運びを考えた時に、1000mlサイズは大きすぎる場合が多く、多くの人が200mlサイズ一択になる可能性が高いため。
- ロングライフ牛乳の200mlサイズをネットで大量購入(24本入や48本入)しても、配送コストが含まれるため『1本100円程度』でスーパーやコンビニより激しく安くはならない。
- 1000mlサイズを選ぶ場合には、『持ち運び先で1000mlを消費』『ネットで12本入の大量購入をし賞味期限内に12000mlを消費』という高いハードルがある。
- また、仮に1000mlをネットで買ったとしても、価格に配送料等のコストが含まれるので、『通常の牛乳の500mlサイズ』と同じくらいの価格相場となる。
上記のような理由があり、ほとんどの人の場合は、200mlサイズのロングライフ牛乳を選択することになるため、持ち運びを考えると、ロングライフ牛乳が割高に感じることが多いというワケです。
◆牛乳の価格相場参考表◆
商品名 | 内容量 | 税込価格 | 200ml あたりの 税込価格 |
---|---|---|---|
スーパーで買った ロングライフ牛乳 | 200ml ×1本 | 98円 | 98円 |
ネットで買った ロングライフ牛乳 | 200ml ×24本 | 2,400円 | 約100円 |
ネットで売っていた ロングライフ牛乳 | 1000ml ×12本 | 3,650円 | 約61円 |
スーパーで買った 通常の牛乳 | 500ml ×1本 | 110円 | 約44円 |
コンビニで買った 通常の牛乳 | 500ml ×1本 | 148円 | 約60円 |
スーパーで買った 通常の牛乳 | 1000ml ×1本 | 230円 | 約46円 |
ママの言うように、ココで勘違いをしないで欲しいことは、『ロングライフ牛乳』だから激しく高いってワケではないってことですね。
例えば、
家族が5人くらいいて、牛乳の消費が一日に300mlくらいある家庭であれば、1000mlサイズのロングライフ牛乳をネットで買っても余裕で消費できますし、価格も『コンビニの500mlサイズの通常の牛乳』と同じくらいの価格で買えます。
他にも、ロングライフ牛乳には、
◆ロングライフ牛乳の隠れたメリット◆
- 200mlサイズで賞味期限が長いと無駄なく消費できる
- 200mlサイズだと冷蔵庫のスペースを無駄に取らない
- 200mlパックだと子供が残しても、そのまま冷蔵庫で保存できる
- ネットで牛乳を買えば、買い物に行く手間が省ける
- LL牛乳をストックしておけば、いつでも『持ち運び用』にも使える
上記のような要素があり、(僕達がそうだったように)総合的に考えると、「コストパフォーマンスは通常の牛乳よりも良いかも!」と感じるケースもあると思いますので、
一度『持ち運び用』としてだけでなく、日常的にロングライフ牛乳の採用を考えてみるのも、個人的にはアリだと思いますよ!
2.クーラーボックスや保冷バッグを使う
次に、オススメしたい牛乳を持ち運ぶ方法は、クーラーボックスや保冷バッグを使う方法です。
「クーラーボックスや保冷バッグを使うって、、、そりゃ分かるけど、、、もっと手軽に持ち運びたいんだけど、、、」
と、感じる人も多いかと思いますが、この方法も考え方によっては、かなり手軽ですし、なによりシンプルで安全な方法です。
むしろ、ヘタに、
- 「保冷剤(氷の棒)付きの水筒なら大丈夫かな?」
- 「氷を入れたらどうかな?」
- 「魔法瓶的な水筒で短時間なら大丈夫かな?」
なんて考えたりと、微妙なリスクや不安を抱えながら牛乳を持ち運ぶより、安全で手軽な方法なんじゃないかな、と個人的には思っています。
■クーラーボックスや保冷バッグで持ち運ぶ方法
クーラーボックスや保冷バッグを使って牛乳を持ち運ぶ方法は、特に変わったことはせずに、
- 保冷剤等でしっかり予冷したクーラーボックスや保冷バッグを準備
- 予冷したクーラーボックスや保冷バッグに未開封の牛乳パックを入れる
というシンプルな方法です。
■水筒で持ち運ぶ方法との安全性の違い
上記のクーラーボックスや保冷バッグを使う方法の手順を見ると、
「水筒で持ち運ぶのとあまり変わらないじゃん。。。やっぱ水筒が諦めきれないなぁ、、、」
と思うかもしれませんが、
クーラーボックスや保冷バッグを使う方法は、『未開封の牛乳パック』の状態で持ち運んでいるという点で、水筒で持ち運ぶよりも
- 気軽で
- 安全で
- 安心で
- 片づけが楽
という多くのメリットがあり、ダントツに優秀な方法です。
■『開封済み』と『未開封』の差は『賞味期限』を見れば一目瞭然
詳しく知りたいって人は、後で上記の記事を読んでもらえば分かると思いますが、
『開封済の牛乳』や『水筒やコップにうつされた牛乳』といった『外部の雑菌に触れた牛乳』に比べて、
『未開封の(消毒が徹底されている状態の)牛乳パックで保存されている牛乳』の方がダントツに劣化スピードが遅いんですよね。
その劣化スピードの違いは、『牛乳の賞味期限』に注目すれば一目瞭然で、
賞味期限が残り7日あったとしても、開封したら『できる限り早め(2~3日以内くらい)に飲みきりましょう』って言われるように、
『未開封の牛乳』と『開封済みの牛乳』の劣化スピードは何倍もの差があるということが分かりますよね。
つまり、低温に保たれているクーラーボックスや保冷バッグ内に入れた『未開封の牛乳』って、2重に守られているイメージで、実はメチャクチャ安全性が高いんですよ。
■クーラーボックスや保冷バッグで持ち運ぶ場合のデメリット
ただ、クーラーボックスや保冷バッグで牛乳を持ち運ぶ場合の弱点をお伝えしておくと、『10℃以下を長時間キープするのが難しい』という点です。
通常の牛乳は基本的に『10℃以下で保存』とされているのですが、10℃以下を長時間キープするには、
- そこそこ良質なクーラーボックス
- そこそこ大きな氷や保冷剤
が必要になります。。。
ですが、
(コレは個人的な感覚の話になりますが、)
僕が過去に『牛乳が腐るスピードを観察する実験』をした結果を見る限りでは、
『未開封の牛乳』であれば、クーラーボックス内の温度が10℃よりも少しくらい高くなったとしても、数時間程度であれば牛乳が腐ることはない、と僕は考えています。
まぁ、「キッチリ10℃以下を守れていないと心配です。。。」って人は、このクーラーボックスや保冷バッグを使う方法は諦めてもらって、他の方法を採用してもらえればと思いますが、、、
クーラーボックスや保冷バックを使う方法については、
- 僕の『牛乳が腐るスピードを観察する実験』をした記事
- スーパーで買った牛乳は、常温で持って帰って飲んでいる人がほとんどという事実
- 宅配牛乳は、クーラーボックスよりも圧倒的に保冷力の低い箱で何時間か保管されている
上記のようなことを参考にしてもらいながら、採用するかどうかを判断して頂ければなと思っています。
そして、もし改めて「採用してみよう!」っと思って頂けた場合には、
- 飲み切るまでの時間
- 自分が使うクーラーボックスや保冷バッグの保冷効力
というのを、事前にしっかりシミュレーションをして、安全を確認してから実践してみてくださいね!
なお、あくまでも参考までの情報であり、何も保証するものでもありませんが、
以前僕が実験した時は、常温で3時間ほどコップに出した牛乳の劣化具合を確認(加熱してテスト)した後に、問題無いと判断して飲んだことがあります。
詳しくは下の記事に書いていますので、よかったら『参考』としてチェックしてみてくださいね!
3.スキムミルク(脱脂粉乳)を活用する
次にご紹介するのは、スキムミルク(脱脂粉乳)を活用して持ち運ぶ方法です。
この方法は、牛乳を直接持ち運ぶのではなくて、牛乳を粉末状にした商品(スキムミルク)を持ち運んで、現地で『牛乳に近い飲み物』を作ったり、『牛乳に近い風味』を加えよう!という方法ですね。
■スキムミルクって何?
スキムミルクを使ったことがないという人のために、簡単にスキムミルクのことを解説しておくと、
スキムミルクは、牛乳から『水分』と『脂質』の大部分を取り除いて、粉末状にした商品です。
◆スキムミルクのイメージ◆
※ あくまでもスキムミルクをザックリとイメージするために上記のように表現しています。
※ 厳密に言うと『水分』と『脂質』が0というワケではありませんし、他にも違いはあります。
■スキムミルクを活用して持ち運ぶ方法
その他のスキムミルク細かいことは後に解説していくとして、
先に、具体的に僕がどのようにスキムミルクを(牛乳の代わりとして)活用しているかをお伝えしておきますね!
(スキムミルクの詳細については、後で詳しくご紹介しますので、スキムミルクを使ったことないって人も、とりあえず、「ふ~ん、そうやって使うんだ~」って感じでササっと目を通してみてくださいね!)
まず、飲み物に使う場合は、
◆スキムミルクを飲み物に使う場合◆
- お湯に『スキムミルクと砂糖(又はハチミツ)』を混ぜてホットミルクを作る
- お湯に『スキムミルクと純ココアと砂糖(又はハチミツ)』を混ぜて、ミルクココアを作る
- コーヒーに『スキムミルクと砂糖』を入れてカフェラテを作る
- 水に『スキムミルクとプロテインとミルクココア』を入れてココア味のプロテインを作る
上記のようにスキムミルクを使っています。
次に、料理に使う場合は、
◆スキムミルクを料理に使う場合◆
- シチューに使う牛乳の代わりにスキムミルクを使う
- チーズフォンデュに使う牛乳代わりにスキムミルクを使う
- パンケーキに使う牛乳の代わりにスキムミルクを使う
上記のようにスキムミルクを使っています。
■スキムミルクを溶かしただけで牛乳の味になるの?
一般的に、スキムミルクで牛乳を作る時には、
◆スキムミルクと水の割合◆
『 100mlの(無脂肪)牛乳 = スキムミルク10g + 水90g 』
上記のような割合で混ぜるといいと言われています。
ただ、上記のように、スキムミルクだけを溶かしただけでは、牛乳に比べて『脂質』が少ないので、
- 甘さ
- コク
が感じられず、牛乳と同じ味にはなりません。
なので、スキムミルクに砂糖やハチミツといった甘味を加えて、牛乳に近い味を再現させながら、牛乳の代用品としてスキムミルクを(僕も含めて)活用している人が多いみたいですよ!
■さらに細かいスキムミルクと牛乳の違い
ココまでのスキムミルクの解説で、
◆スキムミルクの特徴を整理◆
- スキムミルクは粉末なので、牛乳よりも安全に持ち運びができる。
- 飲み物や料理に対して、牛乳の代わりにスキムミルクが使える。
- スキムミルクだけを溶かした水では、牛乳単体としての代わりにはならない。
上記のようなことは、なんとなく分かってもらえたと思います。
ただ、上記の情報だけだと、「牛乳の代わりにスキムミルクを持ち運びしよう!」と判断するには、ちょっと情報不足だと思いますので、
以降ではもう少し掘り下げて、
- 栄養
- 価格
についても、スキムミルクと牛乳を比較しながら解説しておきたいと思います。
■スキムミルクと牛乳の栄養の違いについて
それでは、まず、スキムミルクと牛乳の栄養について解説していきたいと思います。
先に、結論から言うと、
スキムミルクは牛乳とほぼ同じくらいの栄養があります。
つまり、栄養という面で見た時に、牛乳の代わりにスキムミルクを使っても、ほとんど変わりはないという事です。
実際に、スキムミルクと牛乳に表示されている栄養成分表示を参考に、各栄養成分を比較した表を作ってみましたので、スキムミルクと牛乳の栄養の差について、参考にしてみてくださいね!
◆スキムミルクと牛乳の栄養成分比較表◆
※ 下の表はスキムミルクで作った『スキムミルク液(200ml)』と『牛乳(200ml)』を比較した表です。
※※ 下の表の『スキムミルク液(200ml)』とは、『スキムミルク20g』を『水180g』で溶かしたモノです。
スキムミルク液200ml (スキムミルク20g+水) | 牛乳200ml | |
---|---|---|
エネルギー | 71.2kcal | 137kcal |
たんぱく質 | 7.12g | 6.8g |
脂質 | 0.14g | 7.8g |
炭水化物 | 10.36g | 9.9g |
食塩相当量 | 0.22g | 0.22g |
カルシウム | 240mg | 227mg |
■スキムミルクと牛乳の価格について
次に、スキムミルクと牛乳の価格について解説していきたいと思います。
価格の違いについても、先に結論からお伝えしておくと、
同じ量の『スキムミルク液』と『牛乳』を比較してみましたが、価格に大きな差はありませんでした。
つまり、(一般的な価格相場で考えた場合)スキムミルクが牛乳より極端に割高になるということはありませんでした。
『スキムミルク液』と『牛乳』の価格をどのように比較したかと言うと、下の表のように、
『スキムミルク液200ml当たりの価格』と『牛乳200ml当たりの価格』を比較しました。
◆『スキムミルク液』と『牛乳』の価格比較表◆
※ スキムミルク液(1700ml)は『スキムミルク1割(170g) + 水9割(1530ml)』で計算しています。
スキムミルク液 | 牛乳 | |
---|---|---|
参考価格 (税込) | 350円 | 200円 |
販売商品の 内容量 | 170g | 1000ml |
液体にした 場合の量 | 1700ml | 1000ml |
200ml 当たりの価格 | 約42円 | 40円 |
上記の価格比較のように価格差は2円程度なので、価格という点においても、個人的にはスキムミルクは牛乳とほとんど同じ価格だと考えています。
つまり、牛乳の持ち運び方法として活用することにおいて、スキムミルクは価格的に大きな問題は無いと判断していますよ!
■スキムミルクの弱点(ダマになる問題)
ここまで、スキムミルクの特徴について、牛乳との比較をまじえながらご紹介してきましたが、
スキムミルクには、『ダマになりやすい』という弱点がありますので、その対策方法について簡単にご紹介しておきたいと思います。
◆ダマになる問題の対策一覧◆
- コップに飲み物を入れた後に、その上からスキムミルクを入れる。
- 飲み物にスキムミルクを入れる時は、固まりで入れずに、細かく振りかけるように少しずつ入れる。
- 泡だて器で混ぜる。
- プロテインシェイカーなどを使って混ぜる。
- ココアパウダーや砂糖などと一緒に入れる場合(料理やプロテイン作りの時など)には、粉末同士を事前によくかき混ぜてから、飲み物を注ぐ。
- ぬるま湯(常温水~60℃以下)の方が溶けやすい。(『冷水』や『熱湯(60℃以上)』はダマになりやすい)
※ 各対策は組み合わせて使う場合もあれば、個別に使う場合もあります。
上記対策の『2』と『5』などは、スキムミルクを入れるタイミングが液体(飲み物)の『後』と『前』で分かれていて矛盾を感じるかもしれませんが、、、
- ココアやコーヒーなど、後から入れられる場合には飲み物の後に入れる。
- 料理やお菓子作り、プロテイン作りなどで、後から入れられない時には、事前に粉末同士を混ぜておく。
というイメージで考えて頂ければと思います。
上記のような対策があります。
上記の対策については、僕も全て試してみたのところ、全て効果的だと感じましたよ!
中でも、個人的には、特に『2』と『3』の方法は効果的だと感じていますので、まずは、『細かく振りかけるようにすこしずつ入れる』と『泡だて器で混ぜる』という方法から試してみるのがオススメですね!
やってはいけない牛乳の持ち運び方法
最後に、『やってはいけない牛乳の持ち運び方法』についてご紹介しておきたいと思います!
やってはいけない牛乳の持ち運び方法一覧
まずは、やってはいけない牛乳の持ち運び方法を一覧にしてご紹介しておきますね!
◆やってはいけない牛乳の持ち運び方法一覧◆
- ステンレスの水筒(魔法瓶)に牛乳を入れて持ち運ぶ
- プラスチック製の容器(ボトルタイプの水筒等)に牛乳を入れて持ち運ぶ
- ペットボトルに入れて持ち運ぶ
- 氷を入れて持ち運ぶ
- 保冷剤付きの水筒に入れて持ち運ぶ
- 他の飲み物と混ぜて持ち運ぶ
- 開封した牛乳を持ち運ぶ
『気持ちは分かる!』けど『やってはいけない!』
上記の方法は、多くの人がまず最初に考える方法だと思いますし、(もちろん僕もやろうと思いました、、、汗)
また、(意外と)ネットで『牛乳を持ち運ぶ方法』として(詳しい解説や根拠もなく、)紹介されていたりする方法でもあります。
ですが、、、
上記の方法では、『安全に牛乳を持ち運ぶのは難しい』ということは、『実際に試した経験がある人』や、『少しでも牛乳について詳しく調べたことがある人』であれば、すぐに分かると思います。
やってはいけない理由
(上に紹介している記事内で詳しく解説をしているので、今回の記事ではあまり細かくはお伝えしませんが、、、)
なぜ僕が、前述した『やってはいけない牛乳の持ち運び方法一覧』内の各方法に対して、「やってはいけないよ」と言っているのかを、簡単にお話しておくと、
「『開封した牛乳』を持ち運ぼうっていうのが無謀すぎる」
っていうのが一番大きな理由ですね。
もう少しだけ細かいことを言っておくと、
◆やってはいけない理由一覧◆
- そもそも『開封した牛乳』を冷蔵庫を使わずに安全な状態で長時間保存するのは超難しい。
- 外の空気や雑菌に触れた牛乳は、劣化スピードが速い。
- 消毒が徹底された『未開封の牛乳パック』に比べ、(水筒などの)他の容器には牛乳を劣化させる雑菌が圧倒的に多い。
- 水筒やペットボトルで運んだ場合、容器内の牛乳全体を10℃以下に保つのは困難。
- (仮に牛乳を水筒に入れたとしても、)注ぎ口が狭い水筒は洗いづらいので、牛乳を入れた後の衛生管理に問題がある。
上記のような要素や理由があるので、「やってはいけないよ」ということを個人的には主張しているという感じですね。
(細かいことを言えば、他にもイロイロとありますが、、、)
最終的に牛乳を持ち運ぶ方法は3つに絞られた
僕も、最初は水筒とかで運べないかと、水筒メーカーに相談したり、イロイロ試行錯誤してみたのですが、上記のような『水筒じゃダメな理由(課題や問題点)』がドンドン出てきて、、、
最終的に、この記事の前半でご紹介している
- 常温保存可能な牛乳(LLミルク)を活用する
- クーラーボックスや保冷バッグを使う
- スキムミルク(脱脂粉乳)を活用する
上記の『3種類の牛乳の持ち運び方法』の方が、「経済的にも、精神的にも負担が少ないじゃん!」という結論に至ったワケなんですよね!
水筒に牛乳はNGだったのは残念だったけど
今回の記事では、『牛乳を持ち運ぶ方法』『やってはいけない牛乳の持ち運び方法』について、詳しく解説をしてきました。
振り返って考えてみると、
『水筒に牛乳を入れてはいけない』という『縛り』ができたおかげで、ロングライフ牛乳や、スキムミルクについて詳しく調べるきっかけができ、
結果的には、普段の生活でロングライフ牛乳とスキムミルクを活用できるようになって、(ほんのちょっとですが)生活が豊かになった気がしています!
この記事を読んだ読者のみなさんにとっても、ご紹介してきた『牛乳の持ち運び方法』や、『ロングライフ牛乳やスキムミルクの情報』が、お役に立てると嬉しいです!
他にも、このブログでは普段の生活で使えるような、お役立ち記事を書いていますので、よかったら一緒に読んでみてくださいね!
それではまた!
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