アース線の延長方法を図や画像付で解説!一番簡単なつなぎ方はコレだ
こんにちは!軽い気持ちでアース線を買いに出かけたら半日無駄にする事になったリサッチです。
以前書いた「アース線の必要性に関する記事」を書いた後に、妻の実家の電子レンジにはアース線が接続されていない事が発覚しました。
なので、さっそく私がアース線を延長して接続するお手伝いをすることになりまして、その時に学んだ事を活かして、今回の記事ではアース線の延長方法について写真をまじえ詳しく解説していきたいと思います。
アース線の延長と言っても、ほとんどの人はドライバー1本とハサミがあれば10分くらいでできる簡単な作業になりますので、難しく考えずササッと読み進めてみてくださいね!
それではどうぞ!
目次
アース線の延長方法は2種類ある
まず、アース線の延長方法には大きく分けて2種類ありまして、
◆2種類のアース線の延長方法◆
- 短い線を外して長い線に「交換して延長」
- 既存の短い線に別の線を「つぎ足して延長」
上記の2種類の延長方法があります。
上記の2種類の延長方法を図にすると以下の画像のようなイメージですね。
これから「1」と「2」の延長方法を順番に写真付きで解説していきますが、先に結論から言っておきますと、、、「1」の延長方法の方が断然オススメです。
例えば、電子レンジからコンセントまで(アース線が)10mあれば届く場合は、迷わず「1」の方を選んで10分で延長作業を終わらせる事を強くオススメしています。
ママの言うように、反対に「2」の方法でアース線を延長する場合は、手間と部品代が余計にかかってコスパが悪いし、何よりメーカーが推奨していないので、個人的にはあまりオススメしない方法です。
ただ、「2」の方法も充分素人でもできる作業ですし、アース線を10メートル以上延長させる必要がある場合は、「つぎ足して延長」ということも必要になってきます。
なので、この記事では読者の皆さんが「1」「2」のどちらの場合でも対応できるように、それぞれのアース線の延長方法を順番に解説させていただきたいと思います。
1.短いアース線を長い線に交換する延長方法
それでは、さっそく1つ目の「長い線を買ってきてアース線を全部交換する延長方法」、略して「アース線交換延長法」について詳しく解説していきたいと思います。
前述しましたように、アース線の長さを10mに伸ばすだけで届くのであれば、迷わずこちらの「アース線交換延長法」を選んで間違いありません。
揃える道具も少なく、手間もほとんどかからないので、以降の具体的な方法をササっと確認して一気にアース線の延長作業を終わらせてしまいましょう。
「アース線交換延長法」に必要な道具と部品
それでは、以降の必要な道具や部品を確認し、画像付きの手順にそってアース線を延長していきましょう!
◆アース線交換に必要な道具と部品◆
- 先端が加工済みの長いアース線(アースケーブル)(※1)
- プラスドライバー
- ハサミ
「先端が加工されたアース線」と、「加工されていないアース線」の違いは下の画像で分かるように、先端が加工されたアース線の方は電化製品への取り付けが安全に、そして簡単にできるようになっています。
先端の加工 | 画像 |
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丸型に 加工済 | |
Y字に 加工済 | |
加工無し |
◆アース線交換の全体像◆
- 先端が加工された長いアース線をネットで買う(※2)
- 既存の短いアース線を取り外す
- ネットで買った長いアース線を取り付ける
◆アース線交換延長法の手順◆
作業の画像 | 行った作業 |
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電子レンジに 付いた短い アース線の 場所を確認する |
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ドライバーで 短い既存の アース線を外す |
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外したアース線と 同じ形状の長い アース線を購入し 電子レンジに 取り付ける |
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コンセントに 取り付ける側の アース線の先2cm くらいに切り目を 入れる |
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出てきた導線が バラバラにならない ようにねじる |
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アース線の先を 画像のように 引っ掛けやすい フック状にする。 |
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コンセントの アース端子の フタを空けて ネジを全開に緩める |
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ネジの奥にある 小さい鉄板のような 金具の裏側に アース線を差し込む |
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ネジを締めて アース線を固定する |
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フタを閉めて完了 |
2.短いアース線に別の延長用の線をつぎ足す方法
次は2つ目の「長い線を買ってきて既存のアース線につぎ足す延長方法」、略して「アース線つぎ足し延長法」について詳しく解説していきたいと思います。
ただ、先にお伝えしておきますが、こちらの「つぎ足し延長法」はPnasonicさんなど電化製品メーカー側は推奨していない方法です。
●アースの長さが足りない場合 電気店、ホームセンターで購入できます。
※アース線は途中でつぎたして使わないでください。
もちろん、個人の判断で行っても良い作業なのですが、「アース線交換延長法」に比べて準備や作業に手間がかかるし、細かい作業に自信が無いというかたには、あまりオススメしていない方法です。
とは言え、「アース線つぎ足し延長法」は既存のアース線に新しいアース線をつぎ足せるので、長さをだしやすいという長所もあります。
では、準備する道具や手順についてご紹介していきますね。
「アース線つぎ足し延長法」に必要な道具と部品
それでは、「アース線つぎ足し延長法」に必要な道具や部品を確認し、画像付きの手順を見ながらアース線を延長していきましょう!
◆アース線つぎ足しに必要な道具と部品◆
- アース線(アースケーブル)
- 絶縁テープ(※1)
- プラスドライバー
- ハサミ
絶縁テープは100均のダイソーにも売っていたので、今回は100円の絶縁テープを使用しました。
◆アース線つぎ足しの全体像◆
- アース線と他の部品や道具を買い揃える
- 既存の短いアース線の先端と買ってきたアース線をつなぐ
- 長くなったアース線の先端をコンセントにつなぐ
◆アース線つぎ足し延長法の手順◆
作業の画像 | 行った作業 |
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既存の線と 買ってきた 長い線を準備 |
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双方のアース線の 2cmくらいまで 線のカバーをはぐ |
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カバーにはハサミを 軽く当てながら クルクル回して 切り目を入れる |
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切り目に爪を グッと入れて カバーをはぐ |
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双方の線から 2cmずつ導線が 出たら2マタに 導線をネジる |
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2マタにした 導線を重ねて ネジって連結 させる |
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さらに導線を 1つに束ねて ネジる |
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絶縁テープを 引っ張りながら クルクル巻く |
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巻き終わって テープが融着 したら つぎ足し完了 |
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コンセント側の アース線の先2cm くらいに切り目を 入れる |
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出てきた導線が バラバラにならない ようにねじる |
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アース線の先を 画像のように 引っ掛けやすい フック状にする。 |
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コンセントの アース端子の フタを空けて ネジを全開に緩める |
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ネジの奥にある 小さい鉄板のような 金具の裏側に アース線を差し込む |
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ネジを締めて アース線を固定する |
|
フタを閉めて完了 |
アース線がお店に置いてない理由(まとめ)
今回の記事では、アース線を延長する方法について図や写真を用いて詳しく紹介させていただきました。
ママの言う通り「アース線交換延長法」も「アース線つぎ足し延長法」も道具と部品さえ揃ってしまえば、10分~15分で終わらせることができます。
しかし、その部品を揃えるのにハマると凄く時間がかかってしまうので注意が必要です。
実際に私はアース線を探して5つのお店を巡り、半日近くさまようことになったのですが、その大きな原因の一つが「アース線の売り場が分からない問題」でした。
実は売り場が分からないのは、私だけではなくて、店員さんも分かっていなかったのが、また大幅に時間をとられる原因となりました。
そうなんです。。。店員さんが「アース線はありません」って即答してくれれば良かったのですが、「確認してきますので少々お待ちください」という時間がメチャクチャ長かったんですよね。
そして、長時間待たされた結果「申し訳ありません。当店ではアース線の取り扱いがございません。」という回答が続くわけです。
きっとママの言う通りで、有限である貴重な店舗スペースに「需要の少ないアース線を並べる隙間は無いぞ!」というお店の判断なのでしょうね。
もちろん、コーナンのような職人さんが通うお店には現場で使われるアース線(アースケーブル)はあるのですが、家電用に先端が加工されたアース線は置いていませんでした。
読者の皆さんは、私の失敗を糧にして、くれぐれも軽い気持ちで近所のお店でアース線を探し回って後悔をしないようにご注意くださいね!
それではまた!
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