スタッドレスは一年中履いたら工賃節約になるけど9割の人は損するよ
今回は車でスキー場に行くスノーボーダーやスキーヤーが知っておきたいスタッドレスタイヤについて詳しく解説していきたいと思います。
15年以上スキーやスノーボードに関わっていると、友達から
- 「雪道で車で横転して映画のワンシーンみたいになった」
- 「あと少しでスキー場だったけど、雪の山道を登れなかったから温泉入って帰る事になっちゃったよ〜。。。」
- 「帰りにスリップして事故ってしまって、次の日仕事行けなくなった。。。」
- 「トンネル前でスピンして(車で)360度メイクしてさ〜・・・」(この車には私も後部座席に乗っていました。。。汗)
なんて話はよく聞くもので、「友達の友達」とかまで範囲を広げれば、雪道での車の運転で怖い思いをしている人は、意外と日常的にいるもんなんですよね。
もちろん、こういったスキー場に行く時の雪道での事故が全てスタッドレスタイヤが原因だったとは言いませんが、
- スキー場に頻繁に通うスキーヤー、スノーボーダーでも、
- スタッドレスタイヤに関する知識は意外と少なかったり、
- 「まさか自分が事故る事はないでしょ〜」と危機感が少なかったり
する事は、他のスノーボーダーやスキーヤーと話していると感じる事が多いので(自分も実際に雪山で怖い思いをするまでは無知でした)、
今回は、スキー場に通うスノーボーダーとスキーヤーがスタッドレスタイヤの買い換えや交換の手間をケチったりして事故に合わないように、あと、(こんな人がスキー場に車で来ていない事を願ってはいますが、)
- 夏場は車で遠出する事もないし、
- 溝もたっぷり残ってるし、
- スタッドレスタイヤで一年中過ごしても問題なくない?
といったデメリットとリスクが多い一年中スタッドレスを履くという選択をする人がいなくなる事を願って、
- スタッドレスタイヤの寿命の判断基準についてや、
- 1年で一番お得に交換できる時期
といった事について詳しく解説していきたいと思います。
上記の基礎的なスタッドレスに関する知識の他にも、
- 超レアですが、スタッドレスを一年中履いても損をしない人の話や、
- スタッドレスをお得に買い換える交渉方法
といった、あまり日常的に耳にする機会が少ないお話についても触れながら解説していきますので、最後まで楽しみながら読んでみてくださいね!
目次
スタッドレスを一年中履いても損をしない人
スタッドレスを一年中履くというのは、基本的にデメリットとリスクしかないのですが、極稀にスタッドレスを一年中履く事によって、ちょっと節約になるパターンもあります。
それは、
- スノーシーズン終了後に車を買い換える予定がある人で、
- さらに、保管しているノーマルタイヤも劣化していて、
- そのノーマルタイヤよりも今履いているスタッドレスの方が状態が良くて、
- 交換する手間や工賃を節約した場合
という、かなりレアなパターンです。
上記のようなドンピシャなパターンには目立った損は無い(目立たないだけで損はいっぱいする)にしても、メリットといっても交換の手間と費用がちょっとだけ節約できる程度で、これからお話ししていく、
- スタッドレスタイヤの寿命の話や、
- スタッドレスタイヤをお得に買い換える方法、
などの解説を読んで頂けると分かると思いますが、総合的に考える(長期的な視点で見ると)と、一年中スタッドレスを履くメリットは、まったくと言っていいくらいありません。
さらに言うと、
スタッドレスタイヤを一年中履くという事は、夏の高温時期に履くという事になり、下記のような危険な要素が盛りだくさんで、よーく考えてみると最終的には圧倒的にデメリットとリスクの方が大きい事になります。
◆スタッドレスを夏に履くと危険な理由◆
- 制動距離(ブレーキをかけてから止まるまで)が長くなる。
- カーブでタイヤが歪(ゆが)んでしまい「フラつく」可能性がある。
- 雨の日に『ハイドロブレーニング現象』が発生しハンドルとブレーキが効かなくなる。
上記のように夏にスタッドレスタイヤを履くとリスクが高まる理由は、夏用のノーマルタイヤと雪やアイスバーン用に作られたスタッドレスタイヤの違いにありまして、夏用と冬用のタイヤの大きな違いとしては、
- 冬用のスタッドレスタイヤは、夏用に比べて『柔らかい』そして『溝が深い』という特徴があります。
このように、スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの構造は大きく異なっていて、冬には雪の上でも滑りにくいという、よーく考えたらとんでもないパフォーマンスを見せてくれるのですが、
夏に向けて高温になってくるアスファルトの上などでは、冬用の特徴が、マイナスに働く事があるんですよね。
つまり、
スタッドレスタイヤを一年中履くという事は、
- 損得とかの問題や、
- 溝の消耗が激しいからとかの問題
では無く、
- (自分も他人も)危険な目にあう可能性が高まるのでやめるべき
という事ですね。
ここまでのお話を聞いて、スタッドレスを一年中履きつぶそう!と考える人は少ないとは思いますが、
後述する
- スタッドレスの寿命についてや、
- スタッドレスの買い時について
のお話を読んで、スキー場への車でのドライブを、より安全で快適に、そしてお得に買い換えをするためのスタッドレスに関する知識を深めてもらって、
- 「総合的に考えてスタッドレスを一年中履くメリットはほぼゼロだよね」
という当たり前の感覚を掴んで、周囲に安全な環境を広めていってもらえれば嬉しいです!
それでは、まずはスタッドレスタイヤの適切な交換のタイミングを掴んでもらうために、スタッドレスの寿命の判断基準について解説していきますね!
スタッドレスタイヤの寿命の判断基準
溝の深さで判断する
スタッドレスタイヤを交換する時の判断基準(目安)の一つとして、
- スタッドレスタイヤの溝が50%摩耗(マモウ)したら交換
という判断基準があります。
溝の摩耗の確認方法は簡単で目印が付いている
スタッドレスタイヤの溝が、
- 「どのくらい摩耗して(すり減ってきて)いるのか?」
といったタイヤのスリ減り具合は素人でも簡単に確認できるように、目印がついていて、スタッドレスタイヤの
- 溝が50%摩耗したら「プラットホーム」と呼ばれるギザギザした目印が露出される
ようになっています。
つまり、
スタッドレスタイヤの溝を確認して、「プラットホームが完全に露出」していたら、
- 「スタッドレスタイヤが新品の時から50%摩耗したよ!」
- 「これ以上の雪道のドライブは危険だよ!」
というサインになります。
溝の深さで判断する場合に覚えておきたい事をまとめると、
◆ 溝の深さで判断する場合 ◆
- プラットホームを目印に溝の深さを確認する
- プラットホームまで溝が減っていたら溝の残りは50%未満となる
- タイヤの溝の深さが50%以下の状態で雪道での運転は控えた方が良い
となりますね。
ただ、
- 「そのサインが出た時がスタッドレスタイヤを交換するのがベスト!」
というワケでもないので注意が必要です。
その理由については、後で「一年中スタッドレスタイヤの買い時」というテーマで詳しくお話ししていきますので、
その前に、もう一つのスタッドレスタイヤの交換の判断基準について解説していきますね。
タイヤが製造されて何年か?で判断する
スタッドレスタイヤは、
- 「溝が深ければ(プラットホーム露出していなければ)、雪道を走ったりスキー場にでかけても大丈夫!」
というワケではなくて、
- そのタイヤが製造されて何年経過しているか?
というのが交換時期を判断をする時に重要になってきます。
ここで、注意が必要なのが、
◆ タイヤの経年劣化を確認する時の注意点 ◆
- タイヤの使用年数で判断するのではなくて、
- タイヤが製造されてから何年経過しているか?で判断する
という事が重要ですので注意してくださいね。
新品のタイヤでも時間が経過していれば劣化する
例えば、
- 「一年間にスタッドレスタイヤを履いてスキー場に行ったのは1回くらいで、走行距離も少ないので溝はまだタップリ残っているよ!」
という場合でも、
タイヤが製造された年から、
- 3年目までは、雪道でも(溝が充分にある場合)グリップ効果は発揮されると考えて良いですが、
- 4年以上経過している場合は、(溝が充分にある場合でも)都市部とスキー場を往復する雪山へのドライブは危険
であると考えた方が良いです。
理由は、
スタッドレスタイヤは、製造された年(新品の状態)が
- 最もタイヤが柔らかい状態
なのですが、新品の状態からは走行しなくても時間が経つだけで劣化をしていて、
- だんだんゴムが硬くなってしまい、
- タイヤの溝があっても雪道でのグリップ効果は失われてしまう
ためです。
雪山での使用目的では無い、市街地の雪道がメインという場合でも、
- 製造された年から4年目が寿命で、
- 5年以上経過したスタッドレスタイヤの使用は危険
と考えた方が良いですね。
タイヤが製造された時期を確認する方法
自分が購入したスタッドレスタイヤが、
- 「何年の何月頃につくられたのか?」
を確認するのは簡単で、
- スタッドレスタイヤ側面の「セリアル記号(製造記号)」
を確認すれば、そのタイヤが「何年」の「何週目」に製造されたのかを確認する事ができます。
例えば、
セリアル記号の数字が、「3118」の4桁の数字で記載されていた場合は、
- 3,4桁目の「18」が「西暦2018年」を表していて、
- 1,2桁目の「31」は「31週目」という事を表していて、
つまり、このタイヤは、
- 「西暦2018年の31週目(7,8月頃)」に製造されました
という事をセリアル記号の4桁の数字で確認する事ができます。
仮に、
上記の例で挙げたスタッドレスタイヤの交換の目安を考えるとしたら、製造された時から3年が寿命と考えると、
- 都市部とスキー場を往復する事が目的の場合は、
- 2018年〜19年と、2019〜20年の2シーズン使用して、
- 3シーズン目に入る前の2021年の11月頃には買い換えを検討する
というイメージですね。
厳密に言うと、製造年だけでは判断できない。。。
もちろん、
- 使用頻度や、
- 保管状況、
- タイヤの品質(グレードの違い)
によっても判断基準は異なってきますが、子供や家族を車に乗せるので「超安全指向で!」といった事を考えると、上記のようなペースでの交換を目安に考えたいところですね。
私の個人的な意見で言うと、
私は高級なスタッドレスタイヤではなくて、比較的お手頃価格のタイヤを選んでいるため、
- 安いタイヤだけど、コマ目に交換する
という方針で交換をしています。
なので、交換頻度は2~3シーズンくらい使ったら交換というように、上記の例に挙げたようなペースで交換をするようにしています。
ただ、
他のスノーボーダーの話を聞いていると、
- ブリヂストンの高品質なスタッドレスタイヤであれば、
- タイヤが硬くなりにくかったりして、
- 雪道での運転の品質が下がりにくい。
なので、
- 「交換頻度も4~5シーズンくらいで良いんだよ〜」
といった考え方もあるようで、私の方針とは反対の、
- タイヤの価格は高いけど、
- 交換のペースを長くできるので、
- 長い目で見たら、安いタイヤとコストは変わらないのに、
- 高品質のタイヤでドライブができる。
という方針のスノーボーダー、スキーヤーの話もよく聞きますね。
このように、
スタッドレスタイヤの経年による劣化については、様々な意見があるのですが、、、
私の個人的な意見としては、スノーボーダーやスキーヤーなど
- 都市部とスキー場をスタッドレスタイヤで
- 高速道路や、
- キツい坂がある雪の山道を速いスピードで走る
といった場面が多い人達にとっては、ちょっとしたスリップが大きな大きく関わる事なので、交換の目安については、超安全策をとってイロイロな人が言う目安の一番短い期間の、
- 製造された日から3年以内
を目安に交換する事をオススメしています。
それか、
- 本当に信頼できる車関係のお仕事をしている人のアドバイスに従う
という事を推奨しますね。
特にタイヤの「硬度の計測」は素人には難しい
先ほど「信頼できる車関係の仕事をしている人」と言ったのは、
初めて行く車屋(信頼関係ができていない車屋)の人に相談をすると、その車屋が計測したデータ(スタッドレスタイヤの硬さなど)が正しいのか(適切なデータか)を確認、判断する事ができず、
結果的に、「タイヤの情報」に対して不利な状態でタイヤ交換について判断しなければいけなくなるためです。
特に、
- スタッドレスタイヤの硬度(硬さ)の計測というのはちょっと複雑で、、、
具体的には、
- タイヤの部分によって硬度の計測値が変わる。
- 計測の仕方によって計測値が変わる。
といったような特徴があり、仮に(初めて行く)車屋さんにタイヤの硬度を計測をしてもらったとしても、
- 素人ではどの数値で交換時期を判断すれば良いのか?
- そもそも、その計測値は正しいのか?
- そもそも、自分のタイヤの性能や、自分の使用状況において、どのくらいの数値がであれば、交換をする必要があるのか?
といったように、計測したところで素人には分からない事だらけになり、そういった状況で車屋さんに、
- 硬度計が最も高い数値を出すように計測されて、
- 「この数値だと交換しないと危ないですよ」
と言われると、「えっ、、ヤバいのかな。。。」ってなって、
- その数値や、判断基準を自分で確認する術が無い
ので、「タイヤが原因で大事故になるより、お金を払ってタイヤ交換した方が良いかな。。。」という判断をしなければいけなくなるためです。
なので、私のオススメとしては、
- 本当に信頼できる車関係の仕事をしている人に相談をする。
そうでなければ、
- 一番短い交換頻度のアドバイスを採用する。
という事を推奨しています。
繰り返しになりますが、
- 自分で硬度計を買っても(結構高いです。。。)、
- 信頼関係ができていない車屋さんに相談をしても、
- そもそも、その計測値やアドバイスが正しいかが謎なので、
自分が「絶対大丈夫!」という判断ができるだけの知識が無ければ、時間とお金の無駄になるだけなので、
- スキー場とかに行く場合は3シーズン以内、
- 市街地などの使用の時には4シーズン以内、
くらいを目安に、コマ目に交換する事をオススメしますよ!
まとめると、
◆ 製造時期を基準に判断する場合 ◆
- タイヤの使用年数や使用頻度で判断しない。
- タイヤの製造時期をセリアル記号で確認する。
- スキー場への往復や高速道路を運転する場合は3シーズン以内が目安。
- 市街地メインの使用がメインの場合は4シーズン以内が目安。
- 無理に3シーズン以上使おうとしない方が、お金も時間も節約できる。
といった意識でタイヤ買い換えの判断をするのがオススメです。
スタッドレスタイヤには買い時がある
ここまでスタッドレスタイヤの買い換えの判断を「タイヤの溝の深さ」と「タイヤの製造時期」の二つの基準から判断する事を解説してきましたが、
- スタッドレスタイヤが50%分スリ減ったら交換と考えていると損をしたり、
- スタッドレスタイヤの製造年が3年経過したタイミングで買い換えを検討すると損をしたり
する場合がありますので注意が必要です。
理由は、スタッドレスタイヤは、
- 時期によって価格相場が高くなる時期があるし、
- 時期によっては価格相場が下がる時期もあるし、
- 時期によっては高いタイヤしか売っていない時期
があるためです。
つまり、
- スタッドレスタイヤには「買い時」があり、
- 溝の深さが50%まで消耗する前だとしても、
- 製造時期から3年経過する前だとしても、
- 買い換えをした方がコスパが良い場合がある
という事も考えられるワケです。
スタッドレスタイヤの相場が安い時期
スタッドレスタイヤの相場が下がり、価格が安くなる時期は、主に
- スキー&スノーのシーズン前
- スキー&スノーのシーズン後半
の時期で、
- シーズン前は「早期購入特典」や「早期予約セール」
といったキャンペーンがあり、
- シーズン後半には「在庫処分セール」
といったキャンペーンがあります。
各セールの具体的な時期は、地域によって異なりますが、関東地方の例であげると、
- シーズン前の早期割引セールは10月〜11月
- シーズン後半の在庫処分セールは2月後半以降
くらいが目安になっています。
在庫処分セールに買うのはオススメしない理由
上記のようにスタッドレスタイヤが安くなるのはシーズン前とシーズン後半の主に2つの時期なのですが、私の個人的な意見としては、
- 在庫処分セール時の購入はオススメしていません。
理由は、
◆在庫処分セール時の購入をオススメしない理由◆
- 使用できる期間が1年以上少なくなるため
- 結局のところ余り物しかない(売れない理由がある商品しかない)ため
- 交換や保管の手間がかかる
といった事が挙げられます。
上記の在庫処分セール時にスタッドレスタイヤを購入するのをオススメしない理由についてもう少し詳しく解説していくと、
理由1:使用できる期間が1年以上短くなる
前述したようにスタッドレスタイヤは、
- 「使用頻度に関わらず、製造された時から3年を経過したタイヤでスキー場に行くのは大変危険」
ですので、在庫処分セールでタイヤを買うという事は、
- 1年間が経過したタイヤを購入する事になる
というワケです。
もし、その在庫処分のタイヤがシーズン前の夏頃に製造された比較的新しいタイヤだったとしても、次のシーズンの時には、
- 1年以上経過した(1年以上の劣化が進んだ)タイヤを履く事になり、
さらに次のシーズンの時には、
- 2年以上経過した(2年以上の劣化が進んだ)タイヤを履く
という事になり、スキー場などの雪の山道を運転する場合のスタッドレスタイヤの買い換えの判断基準である
- 「製造されてから3年以内のタイヤ」
という基準を厳密に、純粋に、安全を考えて守るとしたら、
- 在庫処分で買ったスタッドレスタイヤの寿命は、良くて2シーズン。。。
という事になるわけです。
なので、もし在庫処分セールでスタッドレスタイヤを買うとしたら最低でも相場の3分の2の価格で購入しないと割に合わないという事になります。
- 「えっ?相場の3分の2くらいに下がってたら買った方がお得ってこと?」
- 「10万円のタイヤが処分セールで7万円で買えることくらいあるんじゃないの?」
と、ここまでの話だと感じる事もあるかもしれませんが、いったん深呼吸をして、広い視点で考えてみると、仮に在庫処分セールで相場よりも3分の2の価格で買えたとしても、
- 「それだったら、早期割引で出来立てホヤホヤのスタッドレスタイヤで、3シーズン分バッチリ安全に快適に過ごせるタイヤを買った方が良いよね?」
という結論になるワケです。
その他にも、これから後述していく他の「在庫処分セールでタイヤを買う時のデメリット」を含めて考えると、在庫処分セールよりも早期割引で買った方がコスパが良くてオススメです!というのが、私の個人的な意見です。
理由2:結局のところ売れ残りしかなく品薄なため
在庫処分セールでの買い換えをオススメしない理由の2つ目は、在庫処分セールに残っているタイヤは、
- グレードが高くて高級なタイヤや、
- 単純に人気が無い本当の売れ残り
のタイヤが多いためです。
つまり、
- 人気でお手頃なコスパの良いスタッドレスタイヤは、
- 早期割引の時期やハイシーズン中に売り切れてしまい、
- 残っている可能性は限りなく0に近い
といった事が考えられるわけです。
そういった、商品のラインナップが少ない。といったデメリットに加え、さらに前述した(使用期間が1年短くなる)デメリットや後述するデメリットも考えると、在庫処分セールでスタッドレスタイヤを買い替える必要はない。と言うのが私の意見です。
理由3:交換や保管の手間がかかる
スタッドレスタイヤを在庫処分セールで買い替える場合、
- 早期割引特典がある時期に買い替える場合より手間がかかります。
タイヤを販売するお店によって異なりますが、早期割引特典の中には、
- タイヤ交換の工賃(手数料)もコミコミ(割引)特典や、
- 予約購入したスタッドレスタイヤを交換時期まで保管してくれる特典
といった、価格を安くなる特典だけでなく、購入者の手間を省く特典もつけられている事もあります。
もし、こういった特典がついていないお店だとしても、先にチラシやネットで上記のような早期割引特典があるお店に行って見積もりを出してもらった後で、
- 「他店ではこういった特典もついて、この値段の見積もりなんですよね〜。」
といった具合に、交渉の材料に使う事もできます。
反対に、
- 在庫処分セールの時期には、そういった特典を付けられている事は少ないし、
- シーズン終了時期に買ったスタッドレスタイヤを(良い保管環境を作って)自宅で保管する必要があるし、
- タイヤ交換の手間(回数)が増える可能性があるし、、、
と何かと手間がかかってきます。
早期割引セール時期に買い換えるメリット
以上のように在庫処分セールでのスタッドレスタイヤの買い換えには、デメリットが多いのでオススメしていません。
それに比べて、
早期割引セールの時期には、前述したように価格を下げる以外にも、
- タイヤ交換の工賃(手数料)割引や、
- タイヤ交換の時期まで予約購入したタイヤを保管してくれる特典
など、購入者の手間を省いてくれる特典もあるし、
- スタッドレスタイヤの売り出し時期なので品揃えが豊富
ですし、なにより
- 3シーズン分を安全に高品質な状態のタイヤでスキー場に通える
というのは、安全や安心といったお金にはかえがたい価値を私は感じていますので、スタッドレスタイヤを買い替える時は、在庫処分セールではなく、
- 早期割引セール時期に買い替える
という方を選んでいるし、オススメしていますよ!
早期割引セール時期にスタッドレスタイヤを買い換えるメリットをまとめると、
◆早期割引セール時期に買い換えるメリット◆
- 3シーズン分しっかり安心して安全にスキー場に通える。
- 品揃えが豊富である。
- 値引きされている。
- 手間を省く特典が付けられている場合がある。
- 交換の手間が少なくて済む。
- 交渉がしやすい時期である。(※理由は後述します)
といったように、在庫処分セールの時期のデメリットを、ほとんどカバーしていると言って良いくらい、総合的に考えれば、早期割引セール時期の方がお得で、手間も少なく、安心してスタッドレスタイヤの買い換えができるのでオススメですよ!
スタッドレスの値引き交渉しやすい時期
ちなみに、早期割引セールをやっている時期は、複数の(タイヤを販売する)お店が競っている時期なので、前述したように、複数の店舗で見積もりを出してもらうなど、
- 交渉のしやすい時期である。
という事も言えますね。
交渉を検討する時の注意点としては、
- チラシやネットなどの広告の「極端な安値」の表記は交渉材料になりにくい。。。
- 何店舗もまわっていると、時間のコストの方が大きくなる。。。
という事がありまして、
特にチラシやネットの広告の「極端な安値」については、
- 「先着何名限定」とか
- 「かなり特殊な条件で購入した場合のみの価格」
といった、「とりあえず、お客さんに一度お店に来てもらう」ために用意された価格なので、店員さんその価格を見せて交渉しても、
- 「他のお店に交渉に来ている時点で、その人がその極端に安い限定価格で買えるわけないじゃん。。。」
- 「実際に見積もりを出したら、結果的にその値段より高くなるに決まってるじゃん。。。」
というように、広告を出している側の店員さんには、そういった交渉はあまり効果的ではありません。
なので、
スタッドレスタイヤの値下げや特典の追加を交渉をする時には、
- 実際に他のお店で出してもらった見積もりを持って、
- その価格やサービス内容を基準に交渉を進めていく。
という方法がオススメです。
そうすれば、最初に行ったお店で
- 「他のお店と比較して考えたいので見積もりをください。」
と言った時点で、店員さんから割引や特典追加の提案があるかもしれませんし、
次に行ったお店の店員さんに対しても、具体的な見積もり金額があると、その店員さんも、「この見積もりよりちょっとでもお得にすれば、ここで買ってくれそうだな。」という気持ちになり、交渉の話にのってくれやすいですからね。
実際に私もスタッドレスタイヤを買う時には、必ず2店舗以上で見積もりを出してもらって、値下げや特典を付けてくれた所で買っていますよ。
私の場合は、時間の方がもったいないと感じる性格なので、2店舗目の店員さんの対応が良かったらそこで決めるようにしていますが、
北海道に済んでいる友達は、地域柄もありますが、スタッドレスタイヤ選びに対して超慎重で、何店舗もまわって見積もりを出してもらって交渉をしているそうですよ!笑
その友達はスタッドレスタイヤ4本で16万円かかってるらしいですからね!それは、交渉にも熱が入りますよね!笑
という感じで、自分の使い方によって交渉するお店の数とかは調整すれば良いと思いますが、少なくても2店舗以上は見積もりを出してもらって交渉したりするのをオススメしますよ!
仮に交渉の結果1000円の値引きだったとしても、その方が、自分も「得した〜!やったー!」と気持ちよく買い換えを完了する事ができますからね!
まとめ:知識は金銭だけでなく安全にも効果的
今回の記事では、読んで頂いたみなさんに、
- 冬用のスタッドレスと夏用のノーマルタイヤの違い
- スタッドレスの寿命(交換時期)の見分け方
- スタッドレスの買い時
といった事について知識を深めて頂いて、最終的には
- 「一年中スタッドレスを履いたら金銭的にお得かな?」
という事は、「よーく考えれば有り得ないよね!」という感覚になってもらえるような記事にしようという思いで書かせて頂きました。
というのも、
自分もそうですが、スキー場との関わりが強い人でも、車や、タイヤについての認識レベルが低かったりするんですよね。
ただ、自分に子供ができてからは、
- 「自分達の安全はもちろんだけど、スタッドレス交換の判断基準を軽くみていると、他人にも迷惑をかける事になるんだな。」
という意識がより強くなって、こういった自分が知っている事について発信すれば、誰かの役に立つし、安全に気をつける人が増えて、雪山の事故や、夏にスタッドレスを履いて事故にあう人も少なくなるだろう!と思って今回の記事を書きました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
みなさんスキー場と自宅の往復は、安全第一で楽しいスノートリップにしてくださいね!
ではでは!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません