サーフィン初心者が一人で練習する時は波のサイズより視点に注目
今回はサーフィン初心者の人が一人で練習をするとして、
- どういう事に気をつけて練習をすればいいのか?
- どうしたら上達が速くなるのか?
- どうしたら、上手な人達に教えてもらえるようになるのか?
といった事についてお話していきたいと思います。
できる限り、
- 「パド筋(パドルをするための筋肉)がなきゃ話にならない!」
とか、
- 「素人だけでやっていては変なクセがつくだけ!スクールに行きましょう!」
といった、どこでも聞ける話や、誰もが分かっていても「すぐに行動に移せないんだよね、、、」といった
- 細かい戦術レベルの上達方法
の話はそこそこにしておいて、
たくさんの初心者サーファーを見てきた、プロやローカルの人達がよく話している事と、私がサーフィン初心者の人とサーフィンに行く時に感じる事などをもとに、
「上達が早い人達がどういった視点を持って練習に取り組んでいるのか?」
というような、もう少し
- 広い枠組みの「戦略レベルの上達方法」
の話をメインに話していきますね。
ちなみに、こういった
- 「上達が速い人の視点」
から物事を学ぶ事ができるようになると、サーフィンの上達が速くなる上に、他のスポーツや、勉強、仕事、人とのコミュニケーションなど、イロイロな面での成長が速くなりますよ。
「サーフィンの上達が、仕事やコミュニケーションのレベルアップにもつながってる!」
って感覚になれたら、一般的な「サーフィン初心者」と比べたら、モチベーションのレベルも段違いに上がり、これもまた成長スピードを上げる戦略レベルの上達法の一つになりますね。
なので、是非、今回の記事でその感覚を手に入れて、他の初心者サーファーとは段違いのスピードで上達する感覚を味わってみてくださいね!
どういう事に気をつけて練習をすればいいのか?
初心者の成長スピードが遅い根本的な原因
まずは、私達もそうだったように、初心者サーファーや通いサーファーの成長スピードが想像以上に遅くなっている
- 根本的な原因
について、私の体験談をまじえてお話ししたいと思います。
当時の私達も含め、初心者サーファーの人達は自分が上達しない理由をなんとなく自己分析をしていると思いますが、私達のその漠然とした問題点や課題を、
- プロサーファーは20分で明確な理由に変えてくれて解決策まで教えて(体感させて)くれました。
その時のエピソードを聞いてもらえれば、自分達で原因に対する対策が自然と取れるようになって、練習効率が上がり、成長スピードが急激に上がる事になると思いますので、その時のエピソードを紹介しますね。
また、今回のエピソードは、
自分自身はもちろん、他の初心者を何人も上達させてきた
- 「プロサーファーの視点」を借りて上達スピードを上げる
という、ちょっと視点を高めた、戦略レベルの上達法の具体例にもなっていますので、最後まで読んで他の初心者サーファーより成長スピードが上がる感覚を味わってもらえると嬉しいです。
上達する方法を自分で考えるのも大事なことですが、初心者段階の経験値では的外れな対策になったり、その対策や練習法に自信が持てず練習効率が下がったりと、無駄に時間がかかり過ぎてしまう可能性の方が高いですからね。
それでは、その時のお話を。
スクール開始20分で「上手くなる」と確信した話
サーフィンスクールの講師の全員が、私が受けたスクールのプログラムと同じ内容ではないので、「スクールを受ければ視点が必ず変わる。」とは言い切れないのですが、
これは私が、サーフィンを始めたての頃にプロサーファーのスクールを受けて、20分足らずでサーフィンに対する視点を変えられた時のお話です。
板に立てるとか立てないとかの話ではない
スクール前日、私と友達は海の近くのゲストハウスに宿泊し、波や天気をチェックしては「明日の天気はあまり良くないし、波も高いしコンディションも悪いみたいだね、、、」と2人のテンションは下がり気味でした。
むかえたスクール当日は天気予報どおり、波のコンディションは良くありませんでした。
しかし、プロサーファーの講師の人(以降は「コーチ」って書きますね。)は、波のコンディションの事は一切気にしていない様子で、ポイントを見渡して、「あの辺で(スクールを)やりましょう。」と淡々とスクールのプログラムについて話を始めました。
そして、スクール開始から20分もしない内に、波のコンディションは全く良いとは言えない状態にも関わらず、
- 「私たちは、絶対に上手くなれる!」
という確信を得る体験をしました。
波のコンディションが悪かったからこその気づき
その20分間に私たちが何を体験したのかというと、
- 足がとどく深さのインサイド(陸よりの海)でノーパドルで板を走らせる方法を習った
- 1分間でインサイドで何回、板を走らせる事ができるか?を競った(この時点では立たない)
- 3分間でインサイドで何回、板を走らせる事ができるか?を競った(この時点では立たない)
- 陸に上がってテイクオフ(立ち方)の講習を受けた
- インサイドのスープ(波がブレイクして白くシュワシュワした状態の波)で構わないので、板を走らせテイクオフの練習をした
上記のような事を体験しました、
その後、息を切らせながら海から上がってきた私たちにコーチはアウト(沖の方)にいる波待ちをしているサーファーを見ながら、こう言いました。
「今まで、お二人が20分くらいの間に、十数回も板を走らせる体験をしている間、私はアウト(海の沖の方)の人達や海全体を見ていましたが、アウトにいるほとんどのサーファーは、
- 20分の間に1本乗れてれば良い程度
でしたよ。
この20分の間で、板を走らせている時間が一番長かったのは、今日のこのビーチでは間違いなくお二人でしたよ。」
と。
20分間で30倍以上の練習量を体感した瞬間
つまり、
- 私達は20分の間で十数回ほど板を走らせ、直接波と接していた時間が5分以上はあった。
のに対して、
- アウトで波待ちをしていたサーファーのほとんどは、1本走らせたかどうか程度の数秒未満しか波と接していなかった。
ワケです。
コーチにそう言われ、その後、コーチと3人でしばらくアウトで波待ちをしているサーファー達を見てみると、コーチの言うとおり、
その日は、波がキレイに割れる事が少なく、波に乗れている人はほとんどいませんでした。
(もちろん、一部の上手なサーファーはコンディションが悪い中でも何本か乗っていましたが。)
コーチが言うには、
サーフィン初心者の人の上達が想像以上に遅く感じる理由は、
- 「自分のステージに合ったトレーニング方法が分かっていない人が多いから。」
だそうです。反対に、
- 「自分のステージに合った練習方法、トレーニング方法が分かっていれば、今回のお二人のように、数十分の練習でも自分達でも分かるくらいの上達がでますよ。」
とも言われてました。
そして最後に、
「今回お二人にやって頂いた練習方法は、
- (ビーチブレイクの海なら)波がどんなコンディションでもできますし、
- サーフィンの時間が数十分とか短時間しか取れなくてもできますし、
- お二人で動画を撮りあったり、近くで見てアドバイスをし合ったりもできますよね?
なので、今後は私(コーチ)がいない時でも、お二人でバンバン練習できますし、
波に乗る感覚もたくさん経験できるので、他のサーファーに比べて成長スピードはグッと上がるはずですよ!」
と、言ってくださいました。
もしも、コーチの視点を借りる事ができなかったら
私たちは、ラッキーな事にこの日(波のコンディションが悪い日)にコーチのスクールを受講していたので良かったものの、
もしも、この日にコーチのスクールを受けずに、以前と同じように友達と二人でサーフィンをしに来ていたら、、、
- もしも、コーチの視点を借りる事ができなかったら、、
間違いなく、
- その日のサーフィンは波待ちの時間がほとんどで、波と接する時間は数秒程度、
- そして、サーフィンの練習ができなかったのは、「今日は波のコンディションが悪かったから仕方ない」とボヤく。。。
という結果になっていたでしょう。
そして、このサーフィンをしに行った1日に対する向き合い方の違いが、
- 戦略レベルの上達法を知っている人と知らない人との「差」
になっていくわけです。
サーフィン初心者は練習量が絶望的に短い
私たちもコーチと出会う前までは、
- 「テイクオフができるようになったら、あとは上手い人達と同じように、アウトに行って、より大きい波に慣れていくだけだ!」
- 「それを繰り返していれば、サーフィンに必要な筋肉と、感覚が身に付いてダンダンと上手くなっていくはずだ!」
- 「今、上手にライディングしている人達も、何年も続けているからだ!自分もあと1、2年もすれば、あのくらいには成長できるはずだ!」
という感覚で、海に通っていましたが、思っている以上にサーフィンが上達せず、ダンダンとモチベーションが下がってきていました。
上達しない理由を自分なりに分析し、
- パドルのスピードが遅く、良い波を取りに行けないから
- 通いサーフィンだと波のコンディションが良い(自分の実力に調度良い)日に当たる時が少ないから
- サーフィンに行く回数が少ないから
という具合に、漠然と自分が上達しない理由を理解しているつもりでいたのすが、(今でもこの分析は完全に間違いではないと思いますが)
コーチのプログラムを受講して、もっと根本的な(上達が遅い)原因に気づく事ができました。
私達の上達が遅かったのは、
- サーフィンに行く回数が少ないから
なんて甘いモノでは無く、
- 絶望的に1日の練習量(波に対する経験値)が足りてないから。
だったワケです。。。
練習量が1日5分未満のサーファーの未来を考える
サーフィンの練習量が絶望的に少ないってのは、どのくらい少なかったかを、自分達の(コーチに出会う前の)過去のサーフィンを振り返って考えてみると、
波がヒザ〜腰くらいの調度良い波に当たった日は3分
波の高さや形が初心者サーファーにとって調度良く、風などのコンディションも良い日、
さらには、良い波を持って行かれてしまう、ライバルサーファーも少ない日に当たれば、
当時は「4〜5本くらいは良い波に乗れたなー!」という感じで、他にも「板は走ったけど上手く立てなかったな」とかが何本かある感じでした。
つまり、実際にサーフィンのライディングに直接関わっている、
- 波を感じながらサーフィンをしている時間は良くて3分程度
でした。
コンディションが良い日の経験値ですら、コーチのスクール(座学の時間含めて)20分間で得る経験値より少ないですね。。。
コンディションが悪い日の練習量は「秒」の世界
反対に、波が高過ぎたり、波が小さ過ぎたり、混雑していたりと、コンディションが悪い日を振り返ってみると。。。
- 「今日は一本気持ち良いのに乗れたら満足だな!」
- 「よし!この悪いコンディションで一本良いのに乗れたから今日はオッケーだ!」
なんて事を言っていた事をよく覚えているので、こんな日のサーフィンの練習時間をシビアに計算したら、
- 1日の練習時間は、「数秒」。。。
という事になりますね。
というか、、、
初心者サーファーかつ通いサーファーにとっては、まだ波への対応力が低いので、
- コンディションが悪いと感じる日の方が圧倒的に多いワケです。
そうすると、
初心者サーファーかつ通いサーファーの私たちが、ライディングによって波と関わっていた時間は、
- 年間で考えても1時間未満
という事になります。。。
他の横乗りスポーツのスケートボードやスノーボードであれば、形はどうあれ、板の上に乗る感覚を経験するだけであれば、1時間なんてのは、初心者でも1、2日あれば余裕でこなせる経験量です。
これではサーフィンの上達が遅いと感じてしまうのも納得ですね。
さらにゾッとする事を考えると、私たちがコーチと出会わずに、そのまま自己流で、何も気づけずに漠然と何年もサーフィンに通い続けていたとしたら、、、
3年かけて、実質3時間の練習量。。。
他の技術習得で考えてみると、
- 「3時間の練習で絵が上手いって言われるレベルになりたいです!」
- 「3時間の勉強で英語ペラペラになりたいです!」
- 「3時間の研修で大工になりたいです!」
どれも趣味レベルでもお話にならないくらいの練習量と経験値ですよね。
それも3年かけて3時間ですからね。。。
まあ私達のサーフィンは楽しむ事を目的としていて、サーフィンに行く道中や旅先での滞在などの過程が楽しかったワケなので、
上達が遅かったとしてもサーフィンを続けているとは思いますが、現在のようなサーフィンとの付き合い方はしていなかった事は間違いないです。
練習量30分のサーファーに待っていた未来
コーチのプログラムを受講して、(どんなコンディションでもトレーニングができるようになったので)練習量と効率が圧倒的に上がって、自信を付けた後の私達は、
- ハワイやバリに長期滞在して海外でのサーフトリップにチャレンジしたり、
- キャンピングカーを借りて、関東と四国間を2週間かけてサーフトリップをしてみたり、
と、当時は憧れているだけで、なかなか行動に移せなかった事にもチャレンジできるようになりました。
(サーフトリップに実力や経験は関係ないのですが、やはり全くサーフィンができない時には「行っても楽しめないのでは?」という不安から行動には移せませんでしたね。)
他にも、いろいろな場所にサーフィン友達ができて、地元の人達と楽しい時間を過ごしたりできるようになり、サーフィン以外の時間もより充実してきたのも、
あの時コーチに練習方法を教わってサーフィンを楽しめるようになったからかなと。
という感じで、戦略レベルの上達法の一つの
- プロの視点を借りる
という方法を私が体験したエピソードをまじえて紹介してきました。
戦略レベルの上達法は野球でも仕事でも使える
サーフィンやスノーボード、スケートボードとかって、まだ日本での歴史は浅いので、他の野球やサッカーなどのスポーツに比べて、教育の環境は未成熟なのですが、
サーフィンでも野球でも、それに仕事や勉強でも、どんな事にでも、戦略レベルの上達法は共通していて、
- 上手な人はドコを見て、何を感じているのか?
- 上手な人は日々何を意識して練習(勉強)しているのか?
といった事を、聞いたり、自分で想像したりして、その
- 上手い人の視点を盗む(借りる)
という事は、上達スピードを上げる上での必要不可欠な戦略となります。
特にスポーツが得意は人はプレイヤーとして活動する人の方が多いので、言葉にして教えるのが苦手だったり、あまり好きじゃない人も多く、スクールとか教育の場に姿を表さない人がほとんどですからね。
そういった人から、学んだり、技術を盗むには、こちらがその人が何を見て、何を意識しているのかを、その人の行動や言動から探るしかありませんからね。
ただ、これができるようになれば、こちらが勝手にイロイロ学ばせてもらう事ができるので、結構お得で、
- どんな環境でもタダで上達スピードを上げる事ができる
ようになったりしますからね。
- サーフィンが上手くなりたい!
というモチベーションを活かして、この戦略レベルの上達法を実践して、サーフィンと一緒に、仕事や勉強の上達スピードもセットで上達できるようになれば、
人生全体の効率が上がる良いループが出来上がりますので、是非ためしてみてくださいね!
他にもまだまだ戦略レベルの上達法はイロイロあるのですが、最後にもう一つだけ、
- 最も初心者の人に知っておいて欲しい
戦略レベルのサーフィン上達法を紹介しておきますので、こちらも参考にして、さらに成長スピードをアップさせてみてくださいね!
どうしたら上達スピードがさらに速くなるのか?
初心者サーファーの人に最も知っておいて欲しい戦略レベルの上達法の、
- 上手な人達に好かれる作戦
について解説していきますね。
「上手な人達に好かれる作戦」を正しく理解しよう
サーフィンやスノーボード、その他のスポーツや仕事や事業経営とかでもそうなのですが、全てに共通する事があって、それは、
- 上手な人に好かれた人の上達スピードは速い
という事です。
この事については、「そんな事は分かってる」と思う人が多いと思うので、詳しくは解説しませんが、
単純に、若くて活躍している人の背景には、その業界のプロがいて、とても可愛がってもらってるとかが多いわけです。
サーフィンにおいても同じ事が言えますね。
プロレベルの話でなくても、「あの子どんどん上手くなってるなー」っと感じる人は、だいたい上手な人に可愛がられていたりするワケです。
これも、皆さん多くの人が感じている事ではないかなーっと思います。
だけど、こういう話をすると、
- 「そんな事は分かってるけど、人に好かれるって難しいし」
- 「戦略的に好かれるなんて、媚びてる感じでイヤだな、、、」
と苦手意識を持つ人が多いのですが、上記のような理由で、
- 人に好かれるチャンスを逃すのはもったいない!
ので、ちょっとフォローしておきますね。
嫌われる事をしないだけで好かれる可能性は上がる
まず、何で「もったいない」かというと、
- 上手な人達に好かれるための行動と、
- サーフィン上達のために必要な行動は、
- 一致しているから
です。
つまり、上手な人達に好かれるために、人に媚びたりする必要はなくて、
- サーフィン上達に必要な事を実践した結果、
上手な人達に好かれやすくなるワケです。
反対に、
上手い人達に好かれないのは、
- サーフィンが上達する見込みを感じられない行動をとっている
可能性が高いとも言えます。
これは、自分が仕事や部活で社長や監督の立場になった時の事を想像してみれば分かるのですが、
- 結果を出そうと努力しているスタッフや部員は、
- 可愛いし、応援してあげたい!
と感じるのは、自然な事だと想像できると思います。
サーフィンで好かれるのは支度上手と片付け上手
では、具体的にサーフィンの場合の、
- 上手な人に好かれやすくなるポイントはどんな事なのか?
という事についてお話ししていきたいと思います。
イロイロ言っても中途半端になってしまいますので、特に初心者サーファーの段階で注意した方が良いと思う重要な事だけピックアップして紹介すると、
- 支度と片付けのスピードを上げる
初心者の段階では、この支度スピードを上げる事を意識するだけで、人に好かれる可能性はグッと上がりますし、何より、自分自身のサーフィン上達に直接影響を与えてくれます。
では、詳しく解説していきますね。
ちなみに、このブログの他の記事で、支度スピードを上げるための参考になるサーフィンの持ち物関連の記事も書いていますので、後で読んでみてくださいね!
最悪の場合サーフィンに誘われなくなってしまう
「支度と片付けのスピードを上げる」というのは、言葉のままで、支度と片付けなどの移動に関わる行動のスピードを上げておくという事です。
自分が「先輩」や「教える立場」に立った時の事を想像してみると分かり易いのですが、
海に着いて、良い波を目の前にして、早く海に入りたいなーっと思っている時に、
- 教えてもらう立場の人(初心者)がチンタラ、モタモタ支度をしていて、どうでもよい事をダラダラと喋っていたら、、、
自分がお金をもらって教えている立場だとしても、なんだか、その人を好きにはなれないですよね。。。
これは、私も含めサーファー、スノーボーダーの他の人達の誰もが語る、初心者とサーフィンやスノーボードに行った時にアルアルなモヤモヤポイントです。
初心者の人が慣れていなくて、準備や支度、片付けが遅いのは、自分が初心者だった経験があるので、みんな理解しているつもりではありますが、
やはり、大好きなサーフィン、スノーボードができる環境を目の前にして、しかも自然を相手にしているので、海や山のコンディションが良い時にはなおさら、
初心者の人がモタモタしていて待たされるのは、上手であればあるほど、好きであればあるほど、モヤモヤしてしまうものです。
(初心者の人にとって)最悪の場合、
あまりにも、「はやく支度をしよう!」という意識が感じられない場合には、
- 「もうこの子と一緒に行くのはやめよう」
と、二度と誘われなくなります。
誘われなくなってしまっては、ドンドン自分の世界が狭くなっていってしまい、上手い人と知り合ったり、仲良くなったり、それこそ可愛がってもらうチャンスは絶望的に少なくなってしまいます。
支度を早くするのは好かれるためじゃない
そして、そもそも、サーフィンの支度や片付けなどを早くするのは、上手い人に好かれるためにするワケじゃないですよね?
サーフィンの支度が早いという事は、
- 支度が遅い人に比べてサーフィンと接する時間が長くなる
という事です。
1回1回の支度の時間はささいな時間かもしれませんが、それが何日も、何ヶ月も、何年も積み重なると大きな差がうまれ、
さらに、サーフィンやスノーボードなどの数分で自然のコンディションがガラっと変化するスポーツにおいては、
支度が数分遅くなっただけで、日によっては何十倍もの経験値を得るチャンスを失ってしまう場合もあると言っても過言ではないですからね。
支度が遅いだけで何十倍もの差がついていく
こうして見ていくと、サーフィンの支度が遅いというだけで、
- 自分自身で経験値を上げるチャンスを減らしている
- 上手な人に引き上げられるチャンスを減らしている
という事がよく分かると思います。
反対に、
- サーフィンの支度スピードを速くする!
と意識するだけで、
- サーフィンと接する時間が長くなる
- サーフィンの経験値を上げるチャンスを逃さなくなる
- 上手な人と仲良くなったり引き上げられる可能性がグンと上がる
という事も同時に見えてくると思います。
つまり、
- 上手な人に好かれるために媚びる
必要は無くて、
自分自身の成長のために支度を早くするだけで、
- 自然と上達スピードも上がり、
- 自然と上手な人に好かれる可能性は上がっていく
という事です。
まとめ:サーフィンや恋愛、仕事にも使える戦略
この「上手な人に好かれる戦略」はサーフィン以外においても、かなり実用的な戦略で、
- 恋愛や仕事などでも有効です。
恋愛であれば、支度や準備などの時間をテキパキと短くしておけば、好きな人に気配りをするために、時間をたくさん確保できますし、
ここだ!という、好きな人にアプローチするべきタイミングを逃さず、少ないチャンスをものにする事ができるようになります。
仕事の場合では、「尊敬する先輩からイロイロ学んでいきたい!」「このお客さんと仲良くなって良い仕事を実現したい!」という場合に、この戦略は有効ですよね。
先輩やお客さんと仲良くなったり、好印象を持ってもらいたいときに、絶対に欠かせないのが、
- 自分がすぐに動ける状態にある
という事です。
準備や支度でモタモタしていると、尊敬する先輩は優秀な先輩でしょうから、モタモタしている人に構っているヒマは無く、ドンドン先に行ってしまい、
先輩に好かれるどころか、先輩と一緒に行動することすらできないのでは話になりませんからね。
お客さんと仲良くなりたい場合も、そのお客さんから何かお願い事や相談をされた時に、すぐに行動できる状態でないと、
「すみません。。。忙しくて、、、少し時間もらえますか?」
と、準備不足が原因で仲良くなるチャンスを失ってしまう結果となりかねませんよね。
こうやって客観的に見ると当たり前な事なのですが、初心者段階の時って、ついつい
- 「早く上手くなりたい!」
- 「具体的に何をすれば良いか知りたい!」
- 「どれくらいやれば上手くなれるの?」
という事が先に出てしまって、
- 上手い人に教えてもらうチャンスを失っている人が多いです。
でも、実際に速いスピードで成長している人がどういう環境にあるかを観察すると、
- 自分の準備や支度のスピードが速く、
- 周囲の人に気配りをする余裕が有り、
- 結果的に、先輩や上手な人に可愛がられていて、
- 自然と上手な人に教えてもらえる環境があって、
- 自然と自分自身が上手くなる環境ができている。
という場合がほとんどです。
なので、今回は初心者の人に知って欲しい練習方法(上達方法)として、
- パドルのスピードを早めましょう!
- 板に乗る位置に気をつけましょう!
- 陸でのトレーニングを欠かさないようにしましょう!
といった直接的な練習方法ではなく、
- 上手い人の視点を借りる
- 上手い人に好かれて教えてもらう
といった、
- 練習の効率を爆上げするための練習方法(具体的な実践方法)
つまり、
- 戦略的な上達方法
について詳しく解説をしていきました。
だって、
いつでも上手い人に教えてもらえる環境があれば、
- 今の自分のステージで何を強化するべきか?
- その具体的なトレーニング方法は?
という事が日常会話の中で分かっていきますからね。
パドルスピードを上げるとか、板に乗る位置とかも、もちろん大事な事ですが、サーフィンという世界観を味わう上では、とても小さな話になってしまい、
それだけのために、孤独で辛いトレーニングを強いられるとなると、練習量と実感する上達スピードのバランスが合わずに、モチベーションの方が先に無くなってきてしまう可能性が高いと、私は思っています。
この記事を参考に、
自分だけの頭と身体だけを使って上達を目指すのではなく、他人の力をフル活用してサーフィンの練習効率と上達スピードを上げて、自分のサーフィンの世界がググッと広がる感覚を味わってもらえると嬉しいです!ではでは!
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